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ふりかえりは3年めになります。

2020年については誰がどうふりかえってもコロナ禍の影響が出ていると思います。私ももちろんそうです。

コミュニティ活動

基本的に昨年に引き続き、ですが、公にできるものも出てきたりしています。途中「今年全然何もやってないな・・・」なんて思った時期もありましたが、ふりかえってみると意外といろいろやってました。

JaSST東北実行委員

年始に、2019年に書いていた書籍『ソフトウェアテスト技法練習帳』が発売になりました。

いろいんな方から「読みました」「勉強会やってます」などの温かいコメントを頂いた一年になり、非常に嬉しいです。

一方、コロナの影響でJaSST東北の開催はやむをえず中止となりました。今年の開催に向けて準備をすすめているところです。

ASTER テストツールガイド改訂WG

以前からあった「テストツールまるわかりガイド」ですが、時間の経過とともにツールの情報が古くなってしまっていました。そこで、須原さん井芹さんと一緒にWGとして活動して、Ver2.0を出しました。

ASTER テストツールガイド改訂WG(Test Tool Guide Working Group)

また古くなってしまってはいけないので、今回からツール部とガイド部という形で分けることにより、ツール部をアップデートし続けるようにしています。

個人的には、ASTER会員になってから初めて目に見える形でのアウトプットなので、うれしい。

登壇関連

2020年はほとんど話すことはないかなーと思っていたのですが、会社関係でいくつか機会を頂いて登壇してました。

  • ソフトウェア品質シンポジウム2020 企画セッションD1 テスト自動化をはじめよう パネリスト
  • JaSST`20 Niigata スポンサーセッション「手動テストメインのテストエンジニアからテスト自動化ができるテストエンジニアへ」
  • ベリサーブアカデミックイニシアティブ 2020 『テスト自動化現場の「いま」と、次のステップに進むために』

特にSQiPシンポジウムはパネルディスカッションということで、聞いてくださる方はオンラインではあったものの、パネリストはほぼ同じ場所で話をして、非常に良いセッションになったのではないかなと思っています。

JaSST新潟とベリサーブアカデミックイニシアティブは事前収録を当日流してもらうスタイルでした。発表を収録して流すというのにまだ慣れておらず、目の前で聞いてくださっている方の反応などがいかに発表中の支えになっているかを改めて実感する結果に。収録するよりも、100人の前で直接話をしたほうがやりやすい感じがします。

とはいえ、収録スタイルも今後しばらくはあると思うので、いままでの感覚は一旦捨てて、またイチから場慣れしていかねばと思っています。2021年の課題です。

仕事

マネージャになった

まねーじゃになった年でした。Twitterで「ぷっ課長」と呼ばれたりしていじられたのもいい思い出です。

やはりこれが一番大きな変化で、20代のころは「マネージャになんてなりたくない」くらいのことを思っていた(そしてたぶん言っていた)ので、人生わからないものです。

マネージャといっても自分で色々手も動かしてますし、完全に「管理職!」という感じではないので、自分としてはエンジニアの延長でマネージャ職もやっているような、そういう感覚です。特に今いる課は立ち上げから関わっていて、メンバーの採用などもやってきたので、良い意味で「自分の責任」として考えられているかな、と思っています。もちろんまだまだエンジニアとしてもマネージャとしても学ぶことや行動すべきことがたくさんありますが。

リモートワーク

働き方の面では、やはりコロナの影響が大きく、かなりの割合を在宅勤務で過ごした1年でした。もともと椅子やデスクやPCまわりなどの環境面は整えてあったので、ごくスムーズに在宅勤務に移行できたかなと思っています。手を動かす「作業」としては在宅勤務でも十分まわることがわかったものの、やはりちょっとしたコミュニケーションやメンバーの様子の把握などは会社に集まったほうがわかりやすい面も多く、リモートで働くのと集まって働くのとを好きに使い分けられる状態にはやくなりたいものです。(今だとコロナ状況に完全に左右されてしまうので。)

緊急事態宣言中の休み

緊急事態宣言が出ているは保育園が休園になってしまったので、週に1, 2日在宅勤務で、のこりは育児をして過ごす、というような時期もありました。この頃は日中は家事育児で終わって、夜にTeamsを確認して打ち返すような生活になっていて、正直辛かったです。一方、子供と二人で過ごす時間がそれまでと比べてずっと長くなったことで、この期間で親子の距離のようなものはだいぶ縮まったのかなと思っています。コロナがあってよかったとは決して思いませんが、子供と過ごす時間が増えた点をポジティブに捉えるくらいしてもバチは当たらない、でほしいです。(育児より仕事のほうがメンタルもフィジカルも楽、という面もあります。)

趣味の学習

ほぼしてない1年でした。特にコード書いてないです。

コロナで育児割合が増えた時期は特に、趣味の学習に充てる時間がなく仕事の確認などに使っていたのが主な理由です。緊急事態宣言があけてからも在宅勤務メインの生活スタイルが続いていて、夕方になると保育園の迎えに行くために退勤→残っている仕事は夜中でカバー、のような生活が年間通して続いています。

ここはもう、自分の時間の使い方をうまくやって対応するしかない点なので、2021年はここをもっと効率的にしていきたいところです。

学習時間は少なかったものの、ブログは少し書いてました。

  • テストウフ(このブログ):55記事
  • Qiita:12記事

でした。

理想的には、両方足して2日に1記事くらい書いていたいので、こちらも2021年はアウトプット総量を増やす方向で。

2021年に向けて

1~3月でまた人前に出る予定が2件あるので、年間通してまた3, 4回くらい登壇などの機会を得られたらと思っています。ソフトウェアテスト自動化カンファレンスにまた応募したいですし。

そのほかにも、ASTER関連で動いているもう一つが今年には公開されるはずなので、そちらの追い込みもしつつ。あとは個人としてもひとつやりたいことがあるのでやります。(何もつたわらない)

エンジニアの定年説なんて言われていた35歳が近づいてきているので、今年はさらに土台の上の積み重ねを。