先日こんなつぶやきをしました。

つぶやいただけで「結局それって何よ」を全く言ってなかったので、正直仮説レベルではありますがブログに書いてみます。

やること:品質研修を作って繰り返し行う

コレです。

ソフトウェアや品質に関する研修(研修という表現がしっくりこなければ、発表、レクチャー、説明などなんでもよい)のコンテンツを作って、実際にそれを時間をとって開催することを繰り返す。これが成長のために非常に有効だと思っています。

ポイント1:コンテンツ作成そのものが勉強になる

これはテストや品質に限った話ではありませんが、他人に何かをレクチャーしようとすると、当然ながら事前の下調べをしたり、構成を考えたりします。その過程で、自分がふわっとしか知らなかったことや、理解が浅かったことが見えてきます。

理解が浅いままでは人に教えるわけにはいかないので、なんとか理解をするために頑張るので、結果的に自分の身につく、という話です。

ポイント2:フィードバックが得られる

単に作るだけではなくて実際に開催する必要があるのは、これが理由です。

聞いた側からの「ここが理解できた」「ここがわからなかった」といったフィードバックを得ることが、さらなる成長につながります。コンテンツを作っているときに自分で勉強してわかったつもりになっても、研修時に質問をされてうまく答えられない、なんてことはあるあるです。

説明のために勉強をしている間は、わかったつもりになってもそれはあくまでも「一般論としての理解」です。研修の場で飛んでくるのは、もっと具体的な、「うちのチーム、現場はこういう状況なのですが、どうしたらいいですか?」といった類の質問です。

教科書的な話だけでは質問者の疑問には答えきれないことが多いので、より現実を踏まえた答えを返さなければなりません。研修をする側にとってはよいトレーニングになります。

ポイント3:知り合い・つながりが増える、セルフブランディングになる

これが一番大きいかもしれませんが、知り合いやつながりが社内外で増えることもメリットです。

どのようなロールに対して研修を行うかにもよりますが、たとえば私が過去に行っていたのは開発者向け品質・テスト研修です。開発者の普段の業務や文脈に結びついた説明を行うことで、「普段意識していなかったことを知ることができた」等の反応をもらえました。

結果、「少し違うけど***についてうちのチームメンバーに解説してもらえないか?」という依頼をもらうなど、次のアクションにつながっていきました。

これがかなり大事で、知り合いやつながりが増える、「テストや品質について詳しい人」という認知をされることで、いろんな頼み事をしてもらえるようになります。大体そうした頼み事というのは、楽にこなせるものではないんですよね。ちょっと背伸びしたり、やったことないからがんばらないといけない、といったレベルのものが舞い込むようになっています。不思議なもので。

そこからはループです。

テスト品質研修をする→違う依頼が来る→期待に応えるために頑張る(結果成長する)→違う依頼が来る→期待に(以下略

このようなループに自分を入れていくことが、QAエンジニアにとっての「成長する」方法のひとつだと思っています。

この考えの出どころと、それでもあなたがやるべき理由

私がこのような考えに至って実際にやったのは、ゼロから思いついたわけではありません。ブロッコリーさんやほなみんさんの資料

など、もちろんここで挙げていない他の方も、同じようなことをされているのを見て、「これだ!」と思いました。

これらの資料を見て、「なんだ、もうあるじゃん」「別に今あるならやらなくていいじゃん」と思ってしまいがちなのですが・・・

私の気持ちとしては そう言わないでゼロから作ってみ?こんなふうにうまくできないから! です。

確かに世の中にはよい本よい資料がたくさんあるので、それらをぱっと渡せば、相手はテストや品質について理解が進むでしょう。ただ、そこに自分の成長はないのが問題です。

ほんとうに、作ってみるとわかるんですけど、それなりに勉強しなおしたり何回も練り直したりしないと全然出来上がらないんですよ。逆にそこまでやって乗り越えると、自分オリジナルの「テスト・品質研修」になる。他人の資料映しながら喋るよりもずっと良いものになります。

何人が実践してくれるかわからないですが、もし、とくに若手のQAの方で成長したい、何かしら現状を打破したい!という方がいたら、騙されたと思ってやってみてほしいです。