先日イベント登壇した際もそうですし、普段よく聞かれるのが「何学んだらいいですか!」という質問です。
私自身ドヤっとお答えできるほど品質保証マスターではなく勉強中の身ではあるものの、ひとつ参考になるかもしれないのが「技術やトピックのフェーズをマッピングしてみること」です。
過去には以下の記事を書いていますが、再度同じことを書きます。大事なことは何年かおきにブログに書いたっていいのです。
参考:学びたいものが多すぎるので取捨選択する方法を考えてみた話 - テストウフ
技術マッピング
まずはこちらをご覧ください。
画像の下部にもあるように、これは『情熱プログラマー』という書籍に出てくる考え方です。
テクノロジの年齢を3段階に分けてマッピングし、それぞれ
- 自分がどのくらいリストアップできるか
- 自分が経験がある・できるものはどれか
を可視化するものです。
たとえば描いた結果、若年にあたる技術ばかりやっていたとすると、中年や老年にあたるものもやったほうがいいよね、となります。
書籍では「テクノロジ」をマップするとありますが、QAエンジニアにとっては上記画像の例のように、広くソフトウェアテスト関連や統計なども入れてよいでしょう。
おそらく、QAとしてのキャリアをスタートしたばかりだと、そもそもマップが描けない、という状態だと思います。それはそれでOKで、「まだ技術要素を列挙したり、全体像を把握したりするほどわかってないんだな」と自覚ができます。大事なのはそこからで、全体像や技術要素を把握するために、先輩に話を聞くとか、本を読むとか、そういったアクションを通じて自分の中に知識として蓄えていくのです。
だんだんとマップが描けてきたら、その中からトピックを選んでバランスよく身に着けていく。
このやり方ができると「何学べばいいですか!」というざっくりした問いから一歩進んで「自分の知識は今こういう状態で、次このあたりを身に着けようと思ってるんですが、どう思います?見えてないものとかありますかね?」と聞けるようになります。お試しあれ。