2020までの記事はこちら
ふりかえり4年目です。
2020年は「コロナ禍の影響が~」とか書いてましたが、まさか2021年も通年でコロナな世界になっているとは思いませんでした。幸い我が家は誰もコロナにはならずに済んでいますが。
コミュニティ活動
新しいものはそれほどなく、2020年がわりと盛りだくさんだったので、そこから比べるとおとなしめです。
JaSST東北実行委員
5月の本会に向けて忙しくなる中、子育て等の理由であまりがっつりは参加できず。当日の司会くらいしかやってない・・・ような気がしてます。 2022年のJaSST東北はガンバリマス
JSTQB テスト自動化エンジニアシラバス 日本語翻訳WG
「あれ、これって2021か・・・」と思うくらい前に感じてしまいますが、日本語翻訳WGに参加して、リリースされました。
JSTQB-Syllabus.Advanced_TAE_Version2016.J01
テスト自動化するときに何を気をつけたらいいか、などもわりと書いてあるので、これから始める人が一読するのも良いと思います。が、経験者が知識の整理をしたり、組織で導入する際に経験者・未経験者含めてみんなで読んでみる、など面白いと思います。
SUT, gTAA, TAA, TASなどの用語が出てきてわりと混乱招いているようですが、ちゃんと読んでいくとTASができるまでの流れがわかり、共通言語として非常に有用なはずです。ぜひ。ぜひ。
ASTER テストツールガイド改定WG
出たのは2020年ですが、3月のJaSST Tokyoでセッションやらせていただきました。
JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST'21 Tokyo-セッション概要
登壇関連
2021年はほとんど話すことはないかなーと思っていたのですが、いくつかやらせていただきました。(2020年も同じようなことを言っていた)
- 人類よ!これがテスト自動化だ! | AIによるQA&テスト自動化サービスmabl - connpass
- 【オンラインセミナー】品質もスピードも向上!Autifyを活用したWebアプリ向けテスト自動化のベストプラクティス
- ベリサーブアカデミックイニシアティブ 2021「テスト自動化の成功の先 ~自動化をした後の課題と、テスト自動化の今後の展望~」
- ソフトウェアテスト自動化カンファレンス2021 - connpass
など(漏れてはいないはず・・・)
mablのイベントに出させていただいて藤原さんとお話したのがもう既に懐かしい・・・AIを用いた自動テストツールは相変わらずホッとで仕事でもよく関わっているので、2022年もまた大きく動きがありそうです。楽しみ。
また、会社のセミナーではありますがAutifyの末村さんと半分ずつ話せたのも非常にありがたい経験です。
あとは会社の年イチのイベントで自動化の話をしました。
自動化、自動化と言ってテスト設計技術など根本的なところからある意味目をそむけていられた(そむけていてもすごいことやってる感を得られた)時期がそろそろ終わって、ツール等の進歩で誰でも一定自動化できるようになった結果、テストや品質ちゃんと考えてないのがバレやすくなった、と思ってます。
— 伊藤由貴(Yoshiki Ito) (@yoshikiito) December 29, 2021
こういう趣旨の話を、「テスト自動化のこの先」的な話題とともにしようと思って話したのですが、うまくこのメッセージを押し出せなかったな・・・と感じてます。これは個人的反省。(なのでこうして何度かツイートでお気持ち表明()をしています)
テスト自動化カンファレンスは2019年に続いて、二度目。
2020年のふりかえりのときに
ソフトウェアテスト自動化カンファレンスにまた応募したいですし。
と書いたので、一応有言実行はしました。
いつも「ふわっとした話」しかせず、今回も結局具体的なテクニックの話はしていなくて、要するに「がんばろう」しか言ってなかったりします。(自覚はある)
一応そういう役割も持ってると自分では思っているので、引き続きふわっとした「がんばろう」は伝えていきます。が、そろそろ「***を***したら***な結果が得られました」的なテックな話もしたいので、2022年以降はそういう話を増やします。
仕事
2020年は「マネージャになった」よと書いて、主に立ち上げた組織を育てていました。
こういう「初期フェーズ」って多少がむしゃらでも一定成果が出るのですが、組織がある程度落ち着いてきたことで、がむしゃらに「とりあえずやろう!」では成果に結びつかなくなってきた、という1年でした。
組織として試行錯誤が続くなかでプライベートでも2人目が産まれてなかなか時間が取りづらかったりなど、ある意味個人としても、率いる組織としても、試練の1年でした。
2022年はこの状況の一歩抜け出すような年にしたいものです。
そのほかのインプットやアウトプット
仕事と家庭とでアワアワしていたので、インプットもアウトプットも少なめでした。もしかしたらここ数年で一番ブログを書かない年だったかもしれない。
一方、ブログに記事を書いたら、お仕事でお付き合いのある会社さんのSlackに貼ってもらたりなど嬉しい出来事もありました。ブログへのアクセス解析して企業のイントラみたいなところから複数参照されてると嬉しくなります。
年の始めのほうは比較的ぶ厚めの技術書を読むなどインプットできてましたが、こちらも下の子が産まれてからはなかなかに厳しくなった感じです。2022年は「少ない時間をいかにうまく使うか」がホットトピックです。スマホでSNSしてる時間をスマホで本読む時間に変える、あたりから。
2022年にむけて
仕事と生活でかなりいっぱいな現状を、一度に解決するのは無理だなと諦めつつあります。
この、ある意味「いい意味での諦め」をまずは腹落ちさせて、「で、時間が無い中で少しでも前に進むためには何をするか」の自分なりのやり方を再構築する1年にしていくつもりです。
Beforeコロナに「戻す」がナンセンスだよね、と言われる世の中。たぶん子供たちが産まれる「前」と同じようにしよう、というのはこれまたナンセンスなんだろうと思います。(つい余裕がなくて、前と比べてできてない、と感じてしまうのですが。)
今なりに時間を作る、あるいは短い時間でもできるなにか。を模索していきます。
あと半分宣伝ですが、JaSST`22 Tokyoでセッションふたつやります。
※サイトやタイムテーブルの変更によってリンク先が変わる可能性もあります
時間がないとは何だったのか・・・()
3月のJaSST Tokyoと5月のJaSST Tohokuが終わったら残り半分はおとなしく過ごします(決意)