最近はマネージャーや管理職になりたくない若者が増えている、なんてニュースも見ます。同時に、「別に会社に評価なんてされなくていいし」という意見を聞くこともあります。
注意したいのは、会社の中で評価されようとすることと、
- 判断基準を他人に依存する
- 自分軸がない
- 主体性がない
等とは別の話です。むしろ、主体性を持って自由に動くために評価されることが必要だ、という意見です。
評価される、つまり良い評価を得るということは、その良い評価をつけてくれる評価者が居るということです。そして、評価する人というのは基本的に自分よりも責任範囲が広い、裁量がある人間のはずです。
つまり、評価者=チャンスを割り振る権利を持っている人、なんですよね。
なので自分がどんどん良いチャンスを得よう思ったら、良い評価をもらうことが大事になってきます。
このあたりは有名な物語やスポーツ選手の話でもよく出てきます。
たとえばサッカー元日本代表の内田篤人氏も、どんな監督でも使われるのが良い選手だと言っています。
あとは踊る大捜査線の室井さんとか、ですね。
また、私は大学時代に家庭教師をやっていたことがあります。
ここで子どもたちに言っていたのは「私に聞くために質問を用意しておくのではなく、学校の先生に聞きなさい」ということです。学校の先生に質問すると、やる気があるやつだと思われます。当然、学校での評価も良くなります。先生も人間なので、当然やる気がある生徒に教えたいですし、まともな学校のまともな教師であれば聞かれたことに答えて終わりなんてことはないでしょう。おそらくプラスアルファを教えてくれます。つまり、一回の質問で、自分がわからなかったことがわかり、質問していないことも教えてもらえて、評価も上がる。という、一石二鳥以上の効果が期待できるわけです。
それを、家庭教師に質問したところで得られるのは1つ目、良くて2つ目までです。学校での評価は家庭教師には上げられません。
会社でもコレに近いことが起こると思っています。
能動的に、自己成長を目指すための一手段として、評価されることは大事。なので評価されるための努力「も」しましょう、というのが私の考えです。
評価されると自分自身の成長にもまた繋がりますが、加えて有利なこととしては「安全地帯の確保」につながる点を挙げたいです。要するに「評価される人は大事にしてもらえる」ということですね。意見を聞いてもらえたり、過酷な労働環境を避けられたりする。
年齢を重ねてからこのポジションを得ようと思うと大変なので、若いうち=評価に占めるやる気や意欲の割合が多い時期に「見込みがあるな」という評価を得ておくのが大事ですね。
こちらの本でいうところの組織のトラ=自由に動いて成果も出すタイプになるのが最強ですね。