同業の方(仮にAさんとする)と話をしているときに、「Bさんが伊藤さん有名って言ってました」等と言っていただくことがあります。

たまーに登壇したり文章書いたりしている身としてはありがたい話な一方で、こういうことがあると「あ~要注意だ~」とも思います。

有名はやばい(こともある)

エンジニア界隈で有名な方々はもちろんいらっしゃって、そういった方々を悪く言っているわけではありません。「有名な人」と聞いて思い浮かべる人たちはおそらく「正しく有名な人」です。

正しく有名というのはどういうことか。

これはあくまでも私の考えですが、過去

等で書いたように、代表作や成果、なんらかのアウトカムをもって世の中やエンジニアコミュニティに貢献した結果有名になった人は正しく有名だと考えています。

一方正しくない、不当な?(と言うと言い過ぎですが)有名、というパターンもあると思ってまして、たとえば

  • 声がでかい
  • 露出が多い
  • 外向きのアウトプットだけで、勤め先でのアウトカムがない

などが該当します。

なので、「有名だ」「名前を知っている」と言ってもらえたとして、それで手放しに喜ぶんじゃなくて「何をもって知ってもらっているのか」をよくよく気にしたほうがいいな、と考えています。

まあ飛び抜けて優秀で有名になってる人は他人から「有名ですね」と言われようと言われまいと何も気にしないと思うので、そういう人が真の「強いエンジニア」ですね。自分のような通常民は「調子にのらないように気をつける」のが大事だと思います、という話です。