「求められるQAエンジニア」とは ‐ いとうよしきさん、tsuemuraさんに聞くキャリアの歩み方 - connpass
こちらのイベントのQ&Aの中で、キャリア初期で何したらいいか的な質問に対して「本100冊読んで」と答えたのですが、真面目に意味があると思っていいました。
過去にもこんなことを書いています。
雑な説として、「本を一冊読むと年収が1万円上がる」を持ってるんだけど、どうか
— Yoshiki Ito/伊藤由貴 (@yoshikiito) April 17, 2023
根拠もなければデータに基づいているわけでもないのですが、肌感覚として、本を100冊200冊と読むと、それで年収が100万200万(もしくはそれ以上)上がる、と感じています。
もちろん「本を読んだから上がる」のではなく、そのくらいのインプットをすることで知識やスキルが身につき、知識やスキルが身についたことによって成果が出たり難易度の高い業務に就いたりすることができ、結果として年収が上がる。こういった関係がある、と思います。
上がらなかったじゃないか!と言われても責任はとれないのですが、とくに新卒1, 2年目なんかはいろいろ吸収もできる時期ですし、これまたイベント内でも言ったのですが先輩たちって意外と本読んでインプットとかしていなかったりするので、お金を払って先人の知恵をインプットするだけでぐんぐん抜いていける時期でもあります。
読む本はなんでもいいと思っていて、技術書に限らず新書やビジネス書などもなんでもかんでも読んだらいいと思います。新書なら(お金の問題を除けば)会社への行き帰りの電車の中で1冊読み終えられますし。もちろん「一字一句漏らさず読み通す」のもいいのですが、正直あまりそこにこだわらなくてもいい派です。齋藤孝 氏も著書の中で「本のうち大事なのは2割に書いてあるので2割読めばエッセンスを得られる」「本は全部読まなくてもいい、自分に必要な1行が得られれば読んだことにしていい」といった趣旨のことを書いています。著書が多い&いろんな本で書いているので「コレ!」と指定しづらいですが、たとえばコレです。
本をたくさん読んで、浅くでもいいので広くいろんな知識を入れておくと、いろいろな人と話すための話題の引き出しを得ることもできます。また(自分がこの人は信頼できる、と思った)上司や先輩が本を勧めてくれることもあるので、そのときはその場で買ってください。で、1週間以内、出来れば入手の翌日までに読み終えて感想を伝えてください。絶対によい効果があるので。
と、こういったさまざまな工夫込でやっていくと、数年後に読んだ本×1万円くらいの年収UPはしている、というのはわりとあると思います。本当にデータがない(し集めるのは困難な)ので、「自分当てはまるぞ」とか「そうでもないぞ」とか教えてください。