ギガ盛りブログ飯というオンラインサロンの「ギガ盛りUnlimited(β版)」にて、クロスメディア・パブリッシング様より

才能スイッチ

をご提供頂きました。

帯にある「成長」とか、才能とか、そういったワードを見るとつい読みたくなってしまう私です。

潜在能力を発揮するには

潜在能力とか言うと、なんだか怪しい宗教系の話かと思うかもしれません。私もそっち派です。一旦そういった先入観を横に置いていただいて。

本書で書いてある大きな意図・狙いとしてはみんな、才能が無いんじゃなくて、発揮できてないだけだから、発揮できるように色々やってみようよということです。

新しい取り組みよりも、まず減らす

私が本書を読んで、自分の「才能スイッチ」を入れるためにまず取り組んでみようと思ったのが、減らすことでした。

どういうことかというと、まず人が能力を発揮できる状態というのは

  • リラックス度が高く
  • ストレスが高くもなく低くもないほどほどの状態

です。

ストレスが少なくて困ってるという人は現代社会にそうそう居ないでしょうし、そもそもこういった本読まないでしょう。ということは、たいていの人はストレスを「減らす」ように心がける必要があります。

ストレスを減らす方法として、本書では枠組みから開放されること等が挙げられています。

枠組みは「日本人的な思考」や「常識」として我々の中に浸透して、いつのまにか行動に影響を及ぼしています。

例えば

  • 自分は◯◯が苦手だ、できない
  • 上司は怖い、叱られる
  • 欧米人は凄い、自分たちより優れている

などなど。

こうした枠組みに縛られていると、日頃から不要なストレスを生じさせ、ますます自分の能力が発揮しづらい状態になってしまいます。

また、もう一つ減らさないとなと思ったのが余分な思考。私はよく余計なことを考えてしまう、例えば起こる前から起こったらどうしようと心配してしまったりするので、そうした「今考えても仕方のないこと」を一旦置いておいて、今に集中する。最近はやりのマインドフルネスですね。(マインドフルネスについても別の本を読んでいる最中です。)

そのためには

普段から余分な思考する時間を減らすためには、まず自分が余分な思考をしていることに気づくことが大切。

です。よく夜になるとTwitterとかに余分な思考をだらだらと書いてしまったりするので、そこで「あ、今余分なこと考えてるな」と気づけるように、本書を見えるとこをに置くなど対策します。。

本書ではさらにその先として、日々の習慣を積み重ねること、失敗する勇気を持つこと、そして自分の才能スイッチだけでなく周囲の人の才能スイッチを入れるためのリーダーシップの取り方まで、かなり発展的な考え方が載っています。

後半のリーダーシップの部分は、ちょうど私が『エラスティックリーダーシップ』を読んでいることもあり、併せて読むと別の視点・言い方でリーダーシップについて語られていて面白かったです。

本書、「オレは才能スイッチを入れてやるぜうおーー!」という熱いソウルをお持ちの方よりも、どちらかというと日々悶々と過ごしていて、「自分は駄目なのかな・・・もっと何か力を発揮する方法はないかな・・・」という方に向いています。

ほんの些細なキッカケで、カチっとスイッチが入るかもしれません。そんなキッカケの一つに、本書を手にとってみてはいかがでしょうか。

才能スイッチ