『Web制作者のためのGitHubの教科書 チームの効率を最大化する共同開発ツール』を読みました。

キッカケはKindle Unlimited 読み放題の対象になっていたこと。(2017/8/11現在)

このテの技術書で、個人出版でないちゃんとした出版社から出ているものが対象になっているのは珍しかったので、即ダウンロードしました。

フルカラーかつ実例付き、操作はSourceTreeで説明しているのでわかりやすい

まず一番の感想が「とっつきやすくて良いなぁ」という点。

GitやGitHubの説明をしようとすると込み入った説明になりがちで、どうしても初心者にはハードルが高くなってしまいます。

その点、本書は最初から「Web制作者のための」とつけているように、バリバリのITエンジニアでないライトな層をターゲットにしています。そのぶん説明の簡潔&必要最低限に抑え、でもPullRequestの送り方や、Issue・GitHubPagesの使い方まできちんと説明。

さらに好感を持ったのは、GitHubを所謂「黒い画面」で使う説明だけでなく、SourceTreeというGUIツールでの操作方法と併せて説明されていること。(しかもSourceTreeのインストール方法まで丁寧に解説。)

GUIで使えるというのも、初心者にとっては心強い点。私も普段はGithubDesktopを使っていまして、特に感じるのは「やっぱりGUIってわかりやすい」です。CUIの使い方を覚えないとGitやGitHubが使えないから、手を出さない。そんな人が出なくて済むような本書は、助かる人多いんじゃないでしょうか。

新人テストエンジニアにもオススメしたい

テストエンジニアの場合、開発の方が使っているGitHubをクローンしてコード改修してプルリクを送る、という操作は業務で行うことは多く無さそうです。

ただ、開発者がどういったことをしているのかを知るのは大事。

本書を読むことで「GitHubを使うときの流れはこういうものなのか」という全体像を把握できるので、新人のうちに読んで理解しておいてほしいなと思いました。バージョン管理自体はテストエンジニアでも当たり前に使いますしね。

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