だなーと日々感じています。

私はQAナニモワカラナイなぁと思いながら日々仕事をしていて、開発者からの質問や相談になんでも答えられるくらい知ってる!課題解決ゴリゴリできる!というひとではありません。ただ、ありがたいことに「居てくれるといいよね」と言ってもらえることもあり、一応開発組織の役には立てているのかなと思っています。自分自身がスペシャルじゃなくても貢献できているところはどこだろう、と考えたときに思い当たったのは、情報を持ってきて一緒に試してみようスタンスかなーという点でした。

なんでも知ってるスペシャルQAでなくとも、開発組織にコミットできる、というのは重要なポイントです。もちろん知識と経験を身につけることをサボっていいという話にはなりませんが、「自分は未熟だから・・・」と必要以上に卑下することもありません。

たとえば開発者だけで品質向上をやろうと思うと、社外での取り組み事例や品質面での経緯や流行りの概念などのキャッチアップはなかなか難しいと思います。そこでQAエンジニアがそれらの情報を組織に持ち込む。それこそJaSSTなり、小規模な勉強会などに参加して他社での取り組みをシェアしたり、というのはけっこう喜んでもらえます。

過去に「SQAの5つの役割」について考える - テストウフという記事も書きましたが、これに出てくる

ミツバチ:各プロジェクトで経験したことを全社的に水平展開する

に近い動き方かもしれません。社外で見聞きした知見(ミツ)を社内に持ち込む。

もちろん情報を持ち込むだけではなくて、「これがよさそうだからやってみよう!」という声かけ・提案が大事です。

一見「こうやるとうまくいく」という方法をズバッと行って改善するほうが喜ばれそうではあるのですが、絶対にうまくいくやり方、というのはありませんし、押しつけっぽくなってしまうのがマイナスです。それよりかはまだ「やったことないけど一緒にためそう」という協働・呼びかけスタンスのほうが実は成功につながりやすいのかなと思っています。これは言い方・伝え方の工夫次第でできるので、経験の浅いQAでも実践可能な動き方ですね。