現状は部門でQAが自分だけなので、テスコンの資料とかいろいろな有益資料を自分が咀嚼・翻訳・実践して開発チームに浸透させる必要があるので、
— Yoshiki Ito/伊藤由貴 (@yoshikiito) July 3, 2023
この過程がとても勉強になる気がしてる。
QA同士だともっとハイコンテクストで通じたりするので、わかった気になってしまっていた。
↑こんなつぶやきを以前していました。今回は少しこれに関連する話です。
ひとりめQAをやっていると、当然組織にQAエンジニアが一人なので、会話するなかでの言葉の使い方などに気をつける必要が出てきます。たとえば何も考えずに「テストレベル」とか「テストタイプ」とか言ったところで伝わらない可能性がある、ということです。
用語が(社外の一般含めて)統一されていて、それで会話が出来ればもちろん素晴らしいことなのですが、もし入社したてのQAが「用語はこう使ってください!」と統一しはじめたら・・・それはそれで揉めそうです。
そのため、なるべくテスト界隈・QA界隈の専門用語を使わずにものごとを説明したり伝えたりすることが大事だと考えています。私自身もこの点は意識して動きましたし、ひとりめQAを1年以上やっていますが今でも心がけている点です。
用語を使わずに説明することが、理解の訓練になる
ほかに同じロールの、QAエンジニアがいれば用語で会話ができて楽なのにな、と思うことはもちろんあります。
が、開発者やマネージャーなどになるべくテスト・QA用語を使わずに説明することを心がけていると、これはこれで良い訓練になるということに気が付きました。
いままで「それっぽい用語」を使っていれば、相手も専門家なのでなんとなく通じていた場面であっても、用語を使わずにその内容・概念を説明するとなると、ちゃんと理解できていることが前提になります。つまり、会話のたびに自分の理解を試されている状態になります。
今でこそ少し慣れてきましたが、最初はかなり脳が汗をかいていました。
もし周りにQAがいて用語で会話ができる状態であっても、試しに違うロールの方に専門用語無しで説明する機会を持ってみるといいかと思います。いい訓練になるのでオススメです。