実践できているかどうかは別として、最近(自分の中で)ホットなイネイブリングQAとして必要な要素だなーと思っています。
仕事において自分が大事にしている考え方というか要素の1つとして、「自分以外に働かせること」があります。あえてこのような言い方をしていますが、これは決して上司や同僚に仕事を肩代わりさせるという意味ではありません。人ではなく、モノに働かせるという意味です。
たとえば、なにか自分が詳しいことがらでよく他人に対して説明しているものがあれば、社内のナレッジベースに情報を残しておく。すると、自分が直接誰かに説明しなくとも、同僚がナレッジベースを勝手に読んで自己解決してくれる可能性がありますよね。これが、自分以外(ここではナレッジベース)に働かせている、という状態です。
自分って1人しかいないので、自分が都度行動をしなければいけないとなると、毎月1人月分しか成果が出ないんですよね。しかし、上記のナレッジベースの例のように、なにか自分以外のものに働かせることができれば、それらが間接的な成果を生みます。
で、その最たる例が同僚の脳内にイマジナリー自分が存在して、「こういうときあいつだったらどうするかな?」と考えてもらえる状態だと考えています。自分が直接働かなくとも、皆の中のイマジナリー自分が答えてくれたら、1人月以上の圧倒的な成果を出せそうです。(計測可能かどうかは別として)
最近だとNotebookLMを使うと、生成AIのパワーを借りて似たようなことが実現できそうですね。今のところ自分自身用ですが、こんなものも作っています。
「あいつだったらどうする?」と考えてもらえるようになるにはどうすればよいでしょうか。「これ!」というズバリな結論は持っていないのですが、
- 自分の思考過程を伝え続けること
- たくさんのアウトプットをすること
などの地道な活動しかなさそうだな、と思っています。
***という条件のときに、***という理由で、***という行動・思考・意思決定をした。
というパターンを数多く見せてシミュレートしてもらう、ということです。教師ありの機械学習みたいですね。