ELASTIC LEADERSHIPという本を読んでいます。

エラスティックリーダーシップ ―自己組織化チームの育て方

いろんな方から「いい本だ」と聞いたので、超速読や速読ではなく熟読しようと思い、自宅のデスクでメモを取りながら読み進めています。

7章 メンバーを成長させる

チームが自己組織化するためには、メンバーが自分たちで問題を解決できるように学ばなければいけない。

そのためには、リーダーがメンバーの抱えている問題を解決するのをやめる。=委任する。

7.1 挑戦的課題

メンバーから

  • より速いコンピュータが必要です
  • 顧客とのコミュニケーションが改善されることを望みます

といった要望が上がってきたとき、

「あなたはそれに関して何をするつもりですか?」

と尋ねる。もちろん回答はコミットメント言語でもらう。

7.2 はじめて挑戰したとき私はどうしたか

「それについて何をするつもり?」と聞かれたメンバーはとまどい、迷うかもしれない。もしかしたら怒るかもしれないが、メンバーの成長にとっては大事なこと。

7.3 挑戦的課題を使うとき

  • 日頃、メンバーが問題を持ってきたとき
  • デイリースタンドアップ
  • 1on1ミーティング

7.4 挑戦や成功の欠如を責めない

メンバーが問題解決にあたろうとするとき、リーダーは必ずサポートをしなくてはいけない。

  • 問題に取り組むのに十分な時間を与えること
  • 助けを借りる必要のある人にメンバーが接触する機会を与えること

7.5 宿題

宿題とは新しい技術ではなく新しいスキルを学ぶことだ。

宿題は個人的なコミットメントなので、達成できなかったからといってペナルティは与えないこと。

宿題はフォローする。

7.7 過ちから学べるだけの十分な時間があるか

リーダーは、メンバーが誤った方向に進んでいることに気づいたとき、そこから学ばせるか、間違いを起こす前に止めるかを決断しなければいけない。

後者の例:メンバー「ソースのバージョン管理はしないことにしましょう!」 ← 止めるべき

7.8 メンバーを育てるべきではない状況はあるか?

ない。

在籍が短期間であろうと、どんな状況であろうとメンバーを育てるべき。将来いつ再開することになるかわからない。

メンバーやリーダーシップの品質を妥協してはいけない。