先日、たまたま会社の人(仮にAさん)と、まったくお仕事に関係ない友人(Bさん)から同じようなタイミングで同じようなこと

「よく勉強してるみたいですよね」「熱心ですよね」

といった趣旨のことを言われました。

Aさんに言われて「あれ、違和感あるな」と感じ、別の日にBさんにも言われたときに「あ、これヤバいな」と思いました。

「よく勉強してるみたいですよね」は危険

そもそもなんでこんなことを言われたかと言いますと、少しは周りを感化できる人になりたいと思って、Facebookや社内SNSなどで「こんな本を読みました、こんな感じで役に立ちます」などの内容を投稿しまくっていた時期があったからです。

その辺を見てくれていて(一部は伝聞のうちに尾ヒレがついて)、「いつも何かしら勉強してるようだ」と思われたみたいです。

勉強してますよね、というのは、褒められていると捉えるのが普通でしょうし、おそらく相手もそのつもりでしょう。

そして言われた自分としても、別にAさんやBさんに対して「何だと!」と怒ったりもしません。

ですが、こんなふうに言われるということは、危険なサインだとも思うのです。

インプットに偏っていて、アウトプットが出ていない証拠

よく勉強している、というのは他者から見た時に「インプットしているだけ」になっているのではないでしょうか。

もし、よく勉強をして、その結果何かしらのアウトプットがあれば、周りの評価はそのアウトプットによってされるはずです。

例えば「最近iPhoneアプリ作ったんだってね!」とか、「本を書いたんだねスゴイね」とか、なんでも良いんですけど。

それが「勉強してるよね」ってことは、それ止まりということです。

勉強するのはもちろん必要ですし、個人的には周囲を良い意味で焦らせるようなつもりで、「今こんなことやってます」「社内でこんな勉強会開きました」と言ってきました。

でも、これだけじゃ良くない。

周りに対して動機づけしたり、「オレもやろう」と思わせたいのであれば、「◯◯についてオベンキョウしました」ではなく、思索そしてアウトプットにあたる部分を見せていくこと。これを意識していく必要がありそうです。