いろんなめぐり合わせがあって、日本語が全く話せない英語圏の方と横にならんでしばらく仕事する機会がありました。
最初は「英語とか喋れないし・・・」と思ってヒヤヒヤしていたのですが、今はいろいろと便利なものがあるのでなんとかなるっちゃなんとかなった感じです。
日本語が話せない相手と英語のみでやり取りする中で学ぶことはたくさんあったのですが、その中でも一番自分としてインパクトが大きかったのは、「言葉通じないけどコミュニケーション取りやすいな」ということです。
不慣れな英語のほうがむしろコミュニケーションが取りやすかった
相手は日本語がわからないので、
- こちらが英語を聞き、話してコミュニケーションを取る
- いまいち伝わっていなさそうor自分の考えを英語でどう言えばいいかそもそも知らないときは、Google翻訳を使ってお互い交互にタイプ&リードする
- それでもダメならバイリンガル社員を呼ぶ
という方法で会話等々やってました。
こうやって書き起こしてみても、コミュニケーションを取る手間を考えたら日本語が通じる日本人相手のほうがラクに見えます。
ただ、そんな手間をかけてでも、なんとなく私はコミュニケーションとりやすいと感じていました。
彼との仕事が終わってから「あれはなんでだったんだろう」と考えてみると、お互い「伝わらなくて当たり前だからなんとか伝えよう」というつもりでコミュニケーションをとろうとしたからだと気づくことができました。
相手が日本人で言葉が通じると、ある意味「伝わって当然」だと思ってしまって、ここまでいえばわかるだろうと勝手に考えてしまって結局ズレる、なんてことが起こります。
しかし、お互い相手の母国語をマスターしているわけでなかった今回、両者ともに「普通に会話しようとしても伝わらないのが当たり前」という前提のもとでなんとか相手に伝えよう、相手の言っていることを理解しようという姿勢でコミュニケーションをとっていました。そうしないと仕事にならないので。そのぶん、「なんで伝わらないんだ」とイラっとくることもなかったですし、お互い意思疎通できたときは「やったね!」という雰囲気にすらなりました。
ということは、日本人同士でも「伝わらなくて当たり前」という前提で頑張れば、同じようにコミュニケーション取りやすいんだろうなー。と、ありきたりの考えにいたりました。
とはいえ実践が難しいことだとも思うので、ちょっとずつやっていきます。