テストエンジニアはつまらない?

このブログの検索ワードの中で、気になるものがありました。

それが

テストエンジニア つまらない

普段私がつまらなさそうに見えたのでしょうか・・・。テストエンジニアをやっていて「面白い」と感じることもあれば「つまらない」と感じることもある、どちらもあるので、書き出してみようと思います。

前提

面白いとかつまらないとかを語る以上は、自分のこれまでと現在の立ち位置を示しておかなければいけません。

  • ソフトウェアテストの仕事に就いて7年め
  • 普段はテストの自動化をすることが多い
  • 経験したテストの仕事
    • 他人が書いた手順書に沿って画面操作して確認&スクショ
    • テスト設計
    • テスト計画
    • GUI操作のテスト自動化
    • など
  • お客様(自社にテスト等の仕事を依頼してきた方々。開発部とか品証部とかの方が多い)と直接話す

テストエンジニアをしていて楽しかったとき

ざっと挙げてみると、以下のようなときです。

  • 他人の役にたったとき
    • 見逃していたらユーザーが大変なことになる不具合を見つけた
    • 他のひとの休日出勤が減った
  • 自分の成長を実感したとき
    • 視点が増えた
    • 本を読んだり、社外の勉強会で学んだことを、実際に適用する機会が得られた
  • 先輩・同僚に恵まれたとき
    • 新しい知識や経験が得られた
  • 例外:淡々と作業しているとき
    • 無心でもくもくとできるような作業をたまーにやると、楽しい

楽しかったときは、テストエンジニアに限らないかもしれません。感謝されたり、成長を感じられたりしたときは、楽しいです。

テストエンジニアなので、なにか大きな問題を解決したから感謝されるというよりは、未然に防いだから感謝されることのほうが多いかもしれません。また、なにか起こってしまったときに責任を感じる場面が多いように感じます。

そう考えると、なにかすごいものを作り出したり、困難を解決したりするお仕事に比べると、「俺がやってやったぞ」感は少なくなるお仕事かもしれません。テストエンジニア。

テストエンジニアをしていてつまらなかったとき

こんどは、つまらなかったときも挙げてみました。

  • 裁量がないとき
    • 言われたテストをやるだけ
    • いつまでに、が絶対で動かせない(たとえ不具合が多かったとしても)
  • 自分の意思が反映できないとき
    • 重大な問題だと思って報告しても、小さいと見なされる
  • 自分の正義に反するとき
    • 不具合報告の内容やタイミングを変えられる
    • 問題だと思うことが問題なしとされる
  • 一緒に働く人とウマが合わないとき
    • やる気がない、とか、向上心がない、とか

テストエンジニアとしてつまらなさを感じてしまうのは、外的要因が多いように思います。

「言われたとおりに仕事していればいいでしょ」という消極的な人よりも、「いい仕事をしよう」とか「自分を高めていこう」と思っている人のほうがかえってつまらなさを感じてしまうかもしれません。

開発の遅れでスケジュールが厳しくなって、テストの期間が削られる。不具合を見つけて開発に報告しても、仕様だと言い張って聞かない。(そしてそのままリリースされて、ユーザからの問い合わせやクレームでそこを指摘されたりするんですよね。)

こんなふうに「自分に裁量がない(他人の都合でいろいろ決まってしまう)」とか「自分がまずいと思ったことが見逃されてしまう」といったときは、仕事つまらないなー辞めたいなー自分が効果を発揮できるところにいきたいなーと思います。よく思います。

と言っても、世の中のすごいテストエンジニアの方々はこういったマイナスの状況を変えていくだけの力を持っているのも事実。テストがまったく機能していないような、テストエンジニアにとって超つまらないようなシチュエーションに切り込んでいって、そこをがらっと変えてしまったりもします。

上級のテストエンジニアに求められているのは、環境を正常化する力。「テストがつまらない環境」を改善する力なのかもしれません。

まとめ

最初に検索した方がどういった気持ちで検索してきたのか、完全にはわかりませんが、私としての回答はこんな感じです。

  • テストエンジニアそのものは面白いけど、環境など外的要因で「つまらない」と感じることも多いです。
  • でもそれはテストエンジニアに限った話ではない、「テストエンジニアだからつまらない」わけではないです。
  • テストエンジニアが力を発揮するのは、むしろテストが出来てないとっちらかった環境だったりもするので、そういうところを面白く変えちゃう力を身につけられたら最強

実際のところどうなの?という話をもっと聞きたい、伊藤以外の話が聞きたい、という方は、SlackのTestingCommunityJPに入って、「テストエンジニアってつまらないの?」と聞いてみていただけるといいかもしれません。

参考:日本のテストコミュニティの人があつまる(予定)のSlackができたので参加してどんどん質問とか投げてほしい | ひびテク

この記事を書いた人

yoshikiito

都内でテストエンジニア&ブロガーをやっている@yoshikiitoです。

ソフトウェアエンジニアの学習方法や成長するための考え方、会社に依存せず自分の力で生きていけるエンジニアになる方法などについて興味があります。
こういった方法や考え方、自分が試したことなどをブログを通じて発信します。

仕事は主にソフトウェアテストやテスト自動化。
趣味は浦和レッズと読書と技術書を買って積むこと。

技術評論社から本を出すのが夢

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