普段「あれも勉強したい」「これもやってみたい」というものがたーくさんあって困っています。
学びたい気持ちはあるので、本を買ってきて環境構築したりするのですが、「ちょっとずつ手を出すもののどれも区切りのいいところまで達成できていない」状態です。そのため、土台が固まらず、かつ他人に公開できるような動くモノもできてません。
これだとまずいので、自分が学ぶものを絞る方法について考えてみました。
3つの区分に分けて選ぶ
参考にするのは、『情熱プログラマー ソフトウェア開発者の幸せな生き方』に書かれている、
- 現在の市場におけるテクノロジの年齢を若年、中年、老年に分類
- 紙の上に左から右へとマップ
- 自分がよく知っているものに印をつける
- いくらか経験があるものに別の色で印をつける
- 均等か、両端付近にあるか、見てみる
という手法です。この手法は、自分が身につけているテクノロジにどういった偏りがあるかを把握して、これから生き残っていくためにどこを身につけるべきか、を考えるための手法です。
この方法を応用して、
- 知っているべき基礎、ベースとなるもの
- 今必要なもの、直近の仕事や個人活動に役立つであろうもの
- 今すぐには使わないかもしれないが、将来役に立つ可能性があるもの
の3つに自分が学びたいものを分けて、各区分の中でひとつ、自分が直近で学ぶものを選ぶ、という方法を考えました。
実際にやってみましょう。
まず、やりたいことがトップにあって、その下に「基礎」「すぐに役立つ」「未来への投資」の3つの区分を作成します。
次に、自分が今学びたいもの、もしくは手をつけたけどまだ途中にいると思うものについて、3つの区分のうちいずれかに割り当てます。
実はまだ途中で他にもあったりしますが、収集つかなくなるのでこの辺で止めました。
学びたいことの割当ができたら、次に
- 仕事で使っているもの=業務を通じて多少の学習ができるもの
- その区分の中で直近学ぶことに決めたもの(ひとつ)
- やりたいのをぐっとこらえて、今は置いておくもの
の3種類の印を付けました。上の画像中では、それぞれ人のマーク、ハートのマーク、一時停止のマークです。
これで、3つの区分に対して学ぶものは1つずつ、つまり学ぶものを3つに絞ることができました。
あとは自分が決めたことなので、これにそってやっていくだけです。もし、万が一、どうしても「違うことがやりたい!」となった場合には、何もマークが付いていないものにスイッチしましょう。
学ぶ対象自体をスイッチすることは悪くない
私が好きな本の『IT業界を楽しく生き抜くための「つまみぐい勉強法」 (技評SE選書)』では、興味に応じて学ぶ対象を渡り歩くのは問題ない、そのかわり学びを止めないようにしよう、という趣旨のことが書かれています。この考え方がすごく気に入っていて、とにかく何かやっている状態をキープしよう、と思ってきました。
しかし、今回の自分は「それにしても多すぎでは・・・」とふと我に帰ったわけです。
学びを止めないことと、対象を絞ること。3つくらいなら両立できて、かつ今回の3区分を使えば偏りを防げるのでは!と考えました。
私もこれからがトライアルなので「これやって効果が絶大でした!」と言えないのは申し訳ないですが、「やりたいことが多すぎて困ってる・・・」という方は、この絞り方を試してみるというのはいかがでしょうか。