最近ほそぼそと、(主に)技術ブログについてアドバイスというか「普段自分はこんなこと考えてやってますよ」ということを話す機会が増えてきました。

その中でよく聞かれるのが、何を書いたらいいかわからない・ネタがないがどうすればいいか、ということ。

一応このブログも200記事以上書いていて、人生累計だと1000は書いてるので、そんな私が普段こうやってストックしているよ、ということを書いておきます。

大前提:普段の仕事や生活の中から生み出している

まずお伝えしておきたいのが、ブログを書く内容というのはパソコンに向かって「よーし、書くぞー」という段階でゼロから考え始めているわけではない、ということです。

むしろ勝負は仕事中や生活の中など、起きている時間のすべてです。

パソコンに向かう以外の時間であれこれとストックをしておいて、書くことの大筋が決まったらパソコンに向かっています。

なので、この記事でも「パソコンに向かってからどう記事ネタをひねり出すか」ではなく、起きている時間の中でどうやってアイディアをストックしているかについて書きます。

ブログに書くこと(ネタ)をためる方法

素晴らしいアイディアではなく、心にひっかかる疑問や懸念をメモする

しょっぱなから一番自分がやってる方法をご紹介。

「ブログネタをメモする」というと、なにか自分がやった問題解決方法とか、人に自慢できるようなテクニックを探す場合があります。そういった内容が頭にポンポン浮かんでくる人はそれをメモしておけばいいのですが、そうでない場合のほうが大半です。

私が普段メモしているのは、

  • わからなくて調べたこと
  • うまくいかないこと
  • モヤモヤすること

などです。

メモしたら寝かせます。長いと年単位で寝かせます。そして、時間が経ってから、昔書いたメモを掘り起こします。

そうすると、前に「***がわからない」とか「***がうまくいかない」と書いてあったメモを見て、「なんだ、そんなことは簡単に解決できるじゃないか」とか「それ、実際試してみたら結局こういう結論だったんだよな」というように、寝かせている間に一定の結論が出ている内容を見つけることができます。これがとても良いブログネタになります。

その当時の悩みやモヤモヤと、どう解決すればいいかをブログに書けばいいのです。

メモを一箇所にまとめることにこだわらない

特にマメな人にありがちなのが、「ブログのネタをメモするためにノートを用意しよう!」なんてことを始めるパターン。

私はコレはおすすめしません。

というのも、「あ、これは後でブログに書いておきたい」と思うような出来事・気づきに遭遇したときに、専用のノートが手元にないからメモできない、という事態が起きてしまうからです。メモするのを後回しにしておくと確実に忘れます。

なので、気をつけるべき点としては、ノートでもメモ帳でもスマホでもなんでも良いので、気づいた瞬間にメモをしましょう。あとからそこにアクセスできればなんでも良いのです。失わないことが大切。

名言をメモしておいて、名言ありきで記事を書く

少し変わり種の方法。

まず本を読みます。そして、読んでいてグッとくるフレーズや、わかりやすいたとえ話などをメモしておきます。

そして、メモしたフレーズ・たとえ話をドヤ顔で使えるようなブログ記事の内容を考える。

私は学生時代に自主制作映画を作っていたのですが、映画の中で最初に決めるのが「ラストシーン」ということが大半でした。つまり「こんなラストシーンかっこいいなー!」というものをまず思いついて、そこに至るまでのストーリーを(半ば無理やりにでも)作っていく、という順番でした。

ブログ記事も同じように作ることができて、キャッチーなフレーズや、良さそうな引用文を使うために、その肉付けとして自分の過去の経験や学んだことを使う。

邪道なようで、意外と筋の通った話ができるので、自分で書いてても面白くなるパターンです。

まとめ:インプットへの感度を高めよう

今回ご紹介したテクニック、実は一言でいうと「インプットの感度を高めよう」という話です。

ブログを書く=アウトプットする量を増やすためには、インプットを増やす必要があります。

とはいえ、急に生活スタイルをガラッと変えたり、本を読む量を10倍にするなどは現実的ではありません。

そこで私が伝えたいのは、自分のインプット感度を高めることで、今まで通りの生活の中から今までよりもたくさんの情報を拾えるようになる。それをネタとしてためていけば、おのずとインプット量が増えますよということです。

取り入れられそうなものがあればぜひやってみてください。

もし難しそうなら、@yoshikiitoまで「何書いたらいいかわからないからネタくれ!」って声かけてください。できる範囲で一緒に考えます。