若い頃は(今も若いつもりではいますが)、「チャンスを掴む人は能力が高いから自分からガンガン掴めているのだ」と思っていました。

が、5、6年社会人をやってみて、能力の高さも大切ではあるけれど、どうもそれだけではないなと気づきました。

チャンスは他人がくれるもの

社会人になって、いくつか「これは人生に影響のあるレベルのチャンスなのでは?」という場面に遭遇しましたが、自分でゼロから作ったチャンスというのはほとんど、もしくは全く無かったように思います。

じぶんが何かを頑張っていたところに、誰かがやって来て「よかったらこれどう?やってみない?」という形でチャンスをくれたというケースがほとんどだったように思います。

わたしは「20代のうちはとにかく掴んでみる」というポリシーのもと、ほかの誰かがくれたチャンスはとりあえず掴もうとして過ごして来ました。

もちろん、結果的に手を離さざるをえなかったもの、ほかのチャンスを両手で掴んでいたがために見送らざるをえなかったものもたくさんありました。

でも、そうやってとにかく掴んでみた結果、そのうちのいくつかは「伊藤良かったよ!」と言ってもらえましたし、そこから次のチャンスにつながったこともあります。

誰かがくれたチャンスを掴みに行ってみる。うまくつかめれば、また次のチャンスがもらえる。

それの繰り返しなんだなと気づいてからは、だいぶじぶんがアクティブになりましたし、過ごす世界も少しは変わったように思います。

そんなことを、後輩や周りの人がチャンスを掴みに行っている場面をみて、ふと思いました。

20代のうちは、とりあえず掴みに行ってみるといいよ。

自分よりも若者にはそんなアドバイスを送りたいと思います。