会社員時代に優秀な同僚たちが社内Slackで雑談してたり面白技術や面白ニュースを共有してたのは"福利厚生"だったんだなってよく思う。
— ねぎぽよし (@CST_negi) December 19, 2023
まえに「本当にそうだなー」と思って保存しておいたツイートを発掘したので、思うところを書いてみます。
技術情報が飛び交う場は福利厚生
元ツイにかかれているように、普通に仕事をしている中で優秀な人が「これ面白かったわ」と技術記事を投稿して盛り上がったり、テックな話をしたりしているのは、福利厚生なんですよね。
福利厚生という表現を言い換えるならば、その場に居合わせるだけで自分にとっての得になること、になるでしょうか。
自分がなにか調べ物をして、ひとつかしこくなる。そういった情報の得方もあります。が、これだと自分の能力や範囲から外れたところのスキルや知見を得るのは難しい。優秀な人同士の雑談やそこで飛び交う技術情報というのは、自分が能動的に調べにいくことが難しいような情報だったりもするので、自分の幅を広げてくれるのに役立ちます。
雑談の場は誰でも貢献できる
じゃあ優秀でない側は、優秀な人たち(※元ツイにあわせてあえてこのような表現をしています)が雑談しているのをただ浴びることしかできないのでしょうか。
自分としては、そんなことはない、と思っています。
ジュニアなエンジニアの人であったとしても、ちょっとした疑問を雑談として投稿することで詳しい人から解説がもらえたりします。また、その解説を見た他の人が「なるほどそうだったのか」と思うこともあります。これは、エンジニアイベント等で最初にいわゆる「素人質問」をすることで場の役に立つ、のと同じことですね。
他にも、社内のSlackに技術情報を投稿するような人たちがよく持っている悩みとして、「限られた人しか投稿してなくてイマイチだよね」というものがあります。特定の数名でなく開発組織の多くの人が活発に投稿・雑談・議論しているのが理想であって、優秀な人数名がワイワイやっているというのは、周りはそれで「ありがたいなー」と思っているとしても、投稿している側は「俺等ばっかりしゃべっててあまり良くないな」と感じたりするわけです。そうなると、場合によっては「ちょっと発言多すぎたから控えようかな」なんてこともありえます。
なので、優秀な人たちの技術情報のやりとり、という福利厚生を維持するためには、
- なるべくいろいろな人が
- いろいろなレベル・ジャンルの話を
投稿している状態が大事になります。
あまり他人の役に立つようなことを発言できないなとか、まだキャリアや入社後の年数が浅いしなとか、そういった遠慮は基本不要だと思います。そういった、すこし自信がないなという人であっても「場を活発にするのに貢献できればそれでおk」のマインドでやっていってほしいですね。