古い本に『自動ソフトウェアテスト: 導入から、管理・実践まで-効果的な自動テスト環境の構築を目指して』というのがあります。
これにテストチームの組織構造、という項目があり、そこには
- ストーブパイプテストチーム
- 中央集中型テストチーム
- IV&Vテストチーム
- システム方法論およびテスト(SMT : System Methodology and Test)チーム
という4つが登場します。
このうち最後の、システム方法論およびテストチームが、最近自分がQAイネイブリングだと思っている動き方に近いように思うので、書籍の内容をメモしつつ共有します。
システム方法論およびテスト(SMT : System Methodology and Test)チーム
- テストにおける技術移転の責任を持つチーム
- プロジェクト組織から独立しており、企業内で並行して開発が進む複数のアプリケーションでのテストプログラムの立ち上げ活動を遂行
- 企業内におけるコンサルタントとして、方法論および標準の知識移転の促進、開発およびテストのためのガイドラインの啓蒙、テスト技法の開発と洗練化、自動テストツールの評価と訓練の実施などに責任を持つ
システム方法論、というところがおそらく「企業内におけるコンサルタントとして」開発組織にシステム開発の方法論を提供するという意味だと思うのですが、このあたりは表現硬いだけでQAイネイブリングにも通じるのかなと思っています。
あとは自動テストの本なので「自動テストツールの評価と訓練の実施などに責任を持つ」と記載されていますが、自動テストに限らずそれこそテスト管理ツールとか他のものも入りそうですね。
「システム方法論およびテストチーム」という表現がかなりガチッとしているので、もう少し今っぽい名前をつけつつチームの責務の表現をアップデートすれば、2025現在のテストやQA組織の説明にも十分使えそう。