いわゆる「自戒も込めて」ですが。
エンジニアの界隈ではとくに「すごい人」というのが目につきます。ただ有名だというだけでなく、成果だったり考え方だったりが立派で、認められているような、すごい人はゴロゴロいます。
Xなどやっているとその手のすごい人を日々、スクロールするごとに目にするので、無意識に焦りが生まれます。単純にあこがれていて「すごいな、こうなりたいな」と思っているだけであれば健全に見えますが、それすらあやういような気がしています。
なりたい、が増えすぎると実現できない
すごい人がゴロゴロいるなかで「ああなりたい」「こうもなりたい」があまりに増えすぎると辛くなります。ひとり追いかけるだけでも大変なのに、あっちもこっちもとなると理想とのギャップばかりが積み上がってしまいます。そして大体、そのような理想は実現されません。
ちょうど、タスクをあれもこれもと着手すると、結局一つも終わらないのと一緒です。
「おまえがやるんだよ!」
この手の思考の罠にハマらない方法・・・というかキャッチフレーズとして「おまえがやるんだよ!」があると思っています。
ひとりめQAエンジニア、のシチュエーションを例に説明します。
世の中にすごいQAエンジニアはたくさんいて、自分の上位互換みたいな人ばかりだなーと思ってしまっている、としましょう。ただその上位互換たちは同僚ではなく、あくまでも他社のQAエンジニアです。自社のQAエンジニアは自分しかいません。
このような状況の場合、会社からするとあなたがすごいとかすごくないとかはどうでもいいですよね。そうではなく、「ここにいるのはお前なんだからバリュー出せや」でしかないし、「おまえがやるんだよ!」です。
誰かをすごいと思って、尊敬したり、いいところをマネしたり努力をするのは大事です。が、こじれると大変なので、「すごいなー」と他人を見つつも、自分がそうならないといけないという思考は一旦捨てるほうが健全です。
これの1:48くらいを繰り返し聞いて、やりましょう。↓