部署で輪読会を開催して読みました。輪読会と言いつつ、3ヶ月くらい私一人で1冊を回しました()

本書では主にピアレビュー=現場レビューのやり方について、現場のレビューでありがちな間違いと、どのように進めればいいのかについて説明されています。

ありがちな問題、というのはたとえば

  • レビューで些細な問題ばかり指摘され、結局本番環境で問題が起きる
  • 人間関係や職場環境に悪影響がある

など、読んでいると「うわ生々しい・・・」と思うようなものもかなり出てきました。

そのような問題を避けるために、レビューの準備から役割分担、レビュー会議の進め方、そしてレビュー会議後の対応まで順を追って書かれています。

本書で書かれているレビューの進め方は、わりと、いやかなりカチッとしたやり方で書かれているので、会社や組織によっては「ここまでのやり方は普段してないな・・・」となる気がします。私がやっていた輪読でも、普段のレビューとのやり方のギャップが大きくて、参加者がわりと「おぅ・・・なんとなくわかるけどこうなるのか・・・」といった印象を受けていました。

ただ、そのまままるっと参考にできない場合でも、部分部分でエッセンスを取り入れることはできそうでした。特に、些末な問題(≒後工程で見つけても修正コストが低い問題)はあえて検出せず、より重大な問題に限って指摘するなどの工夫は、レビュー形態を問わず取り入れられそうでした。

さっそく社内でも部分的に取り入れてみています。