Twitterでの会話が自分にとっても学びがあったのでシェア。


開発チームに、QAエンジニアがJoinする。

私がそう思われているという話ではないですが、こうしたシチュエーションでは

  • QAエンジニアがテストや品質をなんとかしてくれる
  • 任せて安心
  • QAエンジニアが入ればプロダクトの品質が劇的に改善する

と思われる場合があります。が、これは必ずしも正しいとは限りません。

QAが居ればいい、というわけではない

月並みな言い方をすると、QAエンジニアやテストエンジニア”だけ”が頑張ればよいというわけではなく、品質をよくしようと思ったら関係者全員が頑張る必要があります。 ここで言っている「頑張る」とは長時間なにかをやるという話ではないですが、場合によっては今までにプラスしてなにかを考えたり行ったりしなければなりません。

また、JoinしたてのQAエンジニアは、それまでの開発チームやプロジェクトの経緯、文化、そして作っているモノ、ユーザーのことなどなど、全く知らない状態です。 全く知らない状態で貢献できる点は、それほど多くありません。

チームにいきなりやってきて一般論をおしつけてくる奴がいたら嫌ですよね。(ダメなコンサルとか)

JoinしたてのQAに必要なもの

私は上述のような「何もしらない」状態を抜け出すために、ドメイン知識など含めてまずは「知ること」が大事だと考えています。

そして、ぱいん氏コメントの通り、メンバーとの信頼関係構築も大事です。 (私のツイートの「ちょっと役に立つ」は、そのためのアクションですね)

「QAエンジニアはテスターじゃないんで」とかつまらんことを言わずに、もし「テストが多くてたいへん!困った!」と言われたら進んでテスト実行に参加すると思います。テスト対象のことや既存のテストケースのこともわかるので有意義だなーと、ポジティブに捉えられます。

もちろん実行に限らずですが、まずはチームやプロジェクトのことを何も知らなくとも、過去の経験から何かしら役に立てる小さなポイントがあるはずなので、それを発揮する。「ちょっと助かった」と思ってもらう。

それを積み重ねて、「QAが居ると助かるな」と思ってもらえれば、さらに情報を共有してもらったり、MTG参加させてもらったり、一緒に取り組みを考えたり、ができるようになる。

役に立つ→信頼度が上がる→情報や相談が来る→役に立つ→信頼度が上がる→・・・のループに入ろうということですね。

それを相手にも知ってもらわねばならぬ

で、上に書いたようなことをQA側だけが思っていると、チームとQA側との期待値のズレが起きるので危険です。

QA側から

  • 自分が品質のすべてを背負うわけじゃなくて、一緒にやりましょうね!
  • Joinしてすぐあれやこれやが良くなるわけではないです、これまで現場でやってきた皆さんの積み重ねがあります
    • もちろんなるはやでキャッチアップして貢献できるようにがんばるね

というメッセージを発していくことも大事なんだろうなと思ってます。(そして心がけてます)

反対の「コワクナイヨ」も必要

「QA来たら色々やってくれて安心」派の反対で、「QA来るとめんどくさいことになる」派の人も中には居るようです。

めんどくさいこと、というのはたとえば

  • 品質の番人ムーヴ(「俺が良いって言わなければリリースはダメだ!」的な)をされるのでは
  • 標準とか型にはまったやり方を強制してくるのでは
  • アセスメントとかしてダメ出しされまくるのでは

という懸念があるようです。

もちろんそれが必要な場面もあるでしょうが、結局これらの動きにも信頼関係が絶対要るので・・・ 私は明確に「決まったやり方を押し付けるようなことはしませんよ!」と言うようにしています。

まとめ

過剰な期待をさせず、でも可能なところから貢献して信頼を得ていくのが大事。

と書いてみると、QAエンジニアに限らないですね。やろう。