雑にまとめると隣の芝青いよね話です。
杞憂さんのツイートを見ました。
※1 先に断っておくと、この記事は杞憂さんのツイートから発想が広がった「私の感想」であって、ツイートに対して賛成とか反対とか悪口とかではありません。
※2 杞憂さんが「悪く言われた」と思うだろうという心配はしてなくて、謎の第三者が謎の誤解をしてきたら嫌だなと思って米印での補足を2つも書いています。インターネット怖い。
紆余曲折を経てQAやってる人が多いと安心と信頼を覚える、というのは、わかります。とくに若手の方から「自分はQA一筋じゃなくて~」とか「過去異業種から入ったので・・・」とか、そういった不安があるという相談を受けることがあるからです。
そういったシチュエーションで私がよくお伝えしているのは、
- 違う業種から入ってきたのは、その業界のことやドメイン知識という点で強みになる場合もある
- いろいろ経てソフトウェアのQAエンジニアやってる人はいっぱい居るから、マイナスなことはない
などです。これは安心させるために言っているのではなく、ほんとうにそう思って言っています。
逆に紆余曲折が無い自分
こんなツイートもしたのですが、これは本音です。
テストエンジニアになりたてのころは、「情報系を出た修士」であることが一定強みにできていたと思うのですが、社会人も年数を経るにつれてそういうのって関係なくなっていくじゃないですか。(コンピュータサイエンスについて学んだことなどが無駄になるという意味ではない)
逆に、新卒でテストエンジニアになってそこからテスト自動化エンジニアやQAエンジニアをやっているという、紆余曲折のない自分のキャリアについて
- 幅や深みがない
- 他業種のことやドメイン知識を、あくまでの「外から」しかわかっていない
なぁと感じることもあります。
さすがに若いころとは違って、「だから自分はダメなんだ・・・」とはならず、「ここまで進んで来たし今からQA辞めて異業種行きたいわけでもないし、受け入れてやってくしかないよね~」くらいには思えるようになりました。
そんなこともあって、「QA一筋で来てないから・・・」と思ってる人に対しては「いやいや!それ完全に隣の芝が青く見えるってやつだから大丈夫!」と言いたくなったりもします。おそらくどっちが不利とかはないですし、どのみちQAエンジニアを続ける以上は一生勉強なので、一緒一緒。