先日Selenium初めてって方と話をしているときに「日本語の書籍ほとんどないですよね?」って話になりました。

エンジニア的正論としては「英語読めろ」なんでしょうが、そうでない場合も多いので、日本語の本でSeleniumに関する内容が書かれているものをまとめてみます。

Seleniumに関する日本語書籍

Selenium実践入門

Selenium実践入門 ―― 自動化による継続的なブラウザテスト (WEB+DB PRESS plus)

SeleniumWebDriverを使いはじめるた大体の人がつまづくであろうポイントが抑えてあって、初めて使うときにこの本があれば・・・と思いました。本当に。

一冊目に買うのであれば、特に理由がなければこの本が良いです。

実践SeleniumWebDriver

実践 Selenium WebDriver

Selenium1と2の違いやSeleniumとは、のような内容から始まって、WebDriverの基本的な内容が書かれています。使うのはJava。

付録ではCIツールのJenkinsとの連携や、PythonでWebDriverを使う方法についても触れられています。

Seleniumデザインパターン&ベストプラクティス

Seleniumデザインパターン & ベストプラクティス

Seleniumで自動化したテストをリファクタリングする方法や、テストを安定化させるコツ、デザインパターンとアンチパターンの本です。

RubyとTest::Unitを使って解説されています。

デザインパターン&ベストプラクティスだけあって、他の自動化ツールを使っている場合でも参考になる考え方が載っています。

システムテスト自動化標準ガイド

システムテスト自動化 標準ガイド (CodeZine BOOKS)

第12章が「Seleniumで保守性の高いテストスクリプトを構築する」という内容です。

SeleniumIDE, SeleniumWebDriverからPageObjectデザインパターンまで、比較的少ないページの中で網羅的に触れられています。

チーム開発実践入門

チーム開発実践入門 ~共同作業を円滑に行うツール・メソッド (WEB+DB PRESS plus)

第7章リグレッションテスト でSeleniumについて書かれています。

Seleniumとは何か、からJenkinsとの連携、Seleniumテストの高速化など。

本自体の内容としては、チーム開発のダメな例(相当酷いが、残念ながら現実にありそうな例)を上げて、どうすれば改善するのかを示していて、なかなかおもしろい本です。

まとめ

SeleniumについてはWeb上に情報が沢山あり、書籍に頼らなくても使うことは出来ると思います。とはいえ、仕事の都合や、まとまった情報が欲しいなど、書籍のほうが良い場合もあります。

上で挙げた書籍の他にもあったら追加します。