IT技術者としてまだまだ勉強が足りないと実感する毎日。 ちょっとでも良い方に変わりたいと思い、『ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣』を読みました。

IT技術者にターゲットを絞ったこの本は自分にはぴったりで、日々困っていることがまるで見られているかのように書いてありました。

その中で特に「これはやってみよう!」と思ったポイントが「1年後に2倍のスピードで仕事をする方法」です。

1年後に2倍のスピードで仕事をする

週刊誌に書いてある怪しいダイエット方法のような話ですが、計算を聞くとなるほどと思います。

毎日0.3%の業務改善を行う

毎日0.3%仕事の効率を改善していくと、1年後には元の2倍の量の仕事をこなしている計算になるのです。 1年間の労働日を240日とすると、1.003の240乗 = 2.05

いきなり「2倍のスピードで仕事をしろ」と言われたら「それはムリです!」と返してしまいそうですが、これが「毎日0.3%の業務改善をしろ」だったら、なんとなくできそうな気がしてきます。

この0.3%というのは、一日8時間の労働時間とすると、約1分半ということになります。

1日に、たった1分半の時間を短縮する工夫を1つ考えれば良いのです。

時間を短縮する方法はいろいろあります。 例えばタイピングのスピードを速くしたり、ルーティンワークがあればプログラムを書いて自動化してしまっても良いでしょう。

工夫に時間をかけることで、結果として大きく成果をあげよう、という発想『レバレッジ時間術―ノーリスク・ハイリターンの成功原則 (幻冬舎新書)』という本にも書いてあるので、あわせて読んでみるのがおすすめです。

ITエンジニアの仕事の一つは、お客さんの業務改善をすること。 その知識と技術を、自分の業務改善にもちょっと活かしてみるというのが大事。(そして意外と忘れられがち)

「少しの改善ができるポイントはないか?」と普段からアンテナを張っておいて、一つずつ改善していく。そして1年後には2倍のスピードで仕事ができるようになっていれば最高ですね。

ドラッカーさんに教わったIT技術者が変わる50の習慣

※この記事は2015/2/27にブログゆる短書評に投稿したものを加筆・修正し移行しました。