よく趣味で読書をしていて、年に100冊くらいは(再読含め)読んでいます。
そんな身としては、読書が「お金になる」と言われるとつい気になってしまうので、手にとって読みたくなりました。
読書の仕方を「稼ぐ」という視点で解説
読書の方法はいろんな本に書かれています。
例えば「自分の金で買え」とか「3色ボールペンを使って読め」とか「10冊同時に読め」とか。
本書でも目新しいことは書いていなくて、例えば
- 「小説はダメだ」等他人の縛りに惑わされるな
- 最後まで読まなくてもいい
などなどが書いてありました。
しかし、この本がほかの本と違うのは、そんな「読書はこうやってやるといいよ!」という解説を「儲ける」「お金を稼ぐ」という視点から書いてあるところです。
お金の話がニガテでなければ、こういった視点で読書を捉えてみるのも面白いのでおすすめです。
面白かったポイント
この本ではNo1からNo50までの50のポイントが書かれています。
面白いなと思ったのがNo29。
本棚に難しい本が並んでいる人より、簡単な本が並んでいる人のほうがお金持ち。
イメージとしては逆ですよね。
これは、お金持ちでない人は本を全部読んでおらず、難しい本を本棚に「飾っている」だけなのに対し、お金持ちはたとえ簡単な本であってもちゃんと読んで自分の血肉にしている。
ということだそうです。
「そんなことないだろ」で片づけてしまうのは簡単なんですが、読んだ1冊1冊を自分の糧にできた結果が、お金という形で表れている、というのは納得できる話です。
似たような内容は『レバレッジ・リーディング』にも登場していて、以下のように書かれています。
本1冊1500円くらいで買える、とすると、という話です。
この一五〇〇円を高いと見るか、安いと思うか。 わたしは非常に安いと思います。なぜなら、この一五〇〇円が将来何倍にもなって返ってくるからです。わたし自身の経験や、周囲の事業で成功している人たちの実績から見積もってみると、およそ一〇〇倍というところです。 ということは、一五〇〇円の本一冊から得た知識は、一〇〇倍のレバレッジが効いて、およそ一五万円の利益を生むのです。
本を読んでうまく自分に役立てていくことで、大きなメリットがある。夢がありますね。
個人的には、確かにお金が増えたらうれしいですが、読書は単純な娯楽として楽しんでいきたいかなと思います。結果的に自分の内側が豊かになってくれたらラッキー、くらいで。
※この記事は2015/6/21にブログゆる短書評に投稿したものを移行しました。