日本語で書かれたor日本語に翻訳されたSeleniumWebDriver関連の書籍はいくつかありますが、中には一部の内容が古くなってしまっているものがあります。
『実践SeleniumWebDriver』も、解説されている内容は有益であるものの、ツールのバージョンが上がったために内容が現在とずれている箇所があります。本書に限らず技術書の宿命であって、決して書籍として使えないとかそういう話ではありません。
このブログ経由でもちょこちょこ『実践SeleniumWebDriver』は売れているようなので、これから読む初学者の方にむけて「ここは現状と違っているから、こう読み替えるといいよ」という点をまとめておこうと思います。※随時更新中です
注意点
- すべての差分を網羅できているわけではありませんのでご注意ください
- 私自身細々調べながら書いてます
- 本記事は2014年発売の初版第1刷をもとに書いています
- おかしいところがあったら教えてください
はじめに
ページ ⅸ
- EclipseとFirefoxのダウンロードリンクが古いので、最新を使用しましょう
- Firebugは2017年にFirefox本体に取り込まれたので、別でインストールする必要がなくなりました
ページ ⅻ
- SeleniumWebDriverのJavaバインディングのダウンロードリンクが古いバージョンなので、最新を使用しましょう
- 本書が書かれた当時はFirefoxDriverを別で用意する必要はありませんでしたが、今はGeckoDriverが必要です。
4章 様々なWebDriver
ページ 67
- FirefoxDriverからGeckoDriverを使うように変わりました
ページ 83
- InternetExplorerはMicrosoftが使用をやめるように言い始めたので、そもそも使わないようにしましょう
付録A
ページ 230
- JUnitが現状の最新が5系なので、以下変わっています
- RuleアノテーションでなくExtendWith等で代用
- ただし4系のアノテーションも使おうと思えば使えはする
- Before等のテストメソッドのアノテーションが変更
- RuleアノテーションでなくExtendWith等で代用