学びを結果に変えるアウトプット大全

もともと「アウトプットで成長するぞ!」という気持ちがあるほうだと自分では思っているのですが、最近なんとなく停滞感がありました。

ブログにしても、その他にしても。

そこで、前からタイトルが気になっていた『学びを結果に変えるアウトプット大全 (Sanctuary books)』を読めばもう一度加速&レベルアップできるのでは!と思って読んでみました。

「大全」の名の通り、話す・書くなどのアウトプットのコツについて書かれていました。が、それだけではなく、普段どんなことを考えてどう行動していけばインプットとアウトプットのサイクルを回して成長できるのかがよくまとまっていて、良い本でした。

80の項目がほぼ独立しているので、朝パッと開いてそこに書いてある内容を実践する、なんて使い方もできそうです。

自分が特に学びになったポイントを3つご紹介します。

『アウトプット大全』の学び

「普段から」が大事

「引用する」の項目、P163に書いてある

プレゼンの資料づくりの最中に、何か論文を引用しようと思って探しても、なかなか適切な論文が見つからない。あるいは、論文を探すのにものすごく時間がかかる、ということがあります。そのために、普段から引用元を集めてストックしておくことが必要です。

や、「企画書を書く」の項目、P175に書いてある

普段から企画書を書く習慣をつくり、企画書のストックを準備しておく。そして、いざ「企画書を提出しなさい」という段階になって、それらの書きためた企画書からよさそうなものを選択して、ブラッシュアップして提出する

で、なるほどなーと思いました。

自分の場合、必要に迫られてから材料を集めてアウトプットを始めることが多かったです。こうした普段からストックしておいてそれを出す、という「普段から」の行動はすぐに実践します。

アウトプットに意見や気付きを盛り込む

話をしたり、何か文章を書くとき、「***でした。」という事実をただ述べるのではなくて、そこに自分の感想や意見を盛り込むことによって価値が生まれる。

ブログなどを書くときには一部心がけていたものの、ひとと話をするときなどにも改めてやってみようと思いました。

続ける

アウトプットは続けることが本当に大事。

ただ、行動を続けようとしてずっと先まで意識を向けて考え始めると、かえって行動にブレーキがかかってしまうことがあります。先を考えすぎるのではなく、「今日」「今」やることに集中して行動していくことが重要です。

私はこのブログをここ3週間くらい毎日更新しているのですが、まさにこの「今日やろう」という状態で続けています。

もちろん「いずれこんな状態になりたい」「こんなことを実現したい」というイメージはありますが、先を見すぎると現状とのギャップにヘコんでしまうので・・・。淡々と今に集中して、その積み重ねが「継続」になるというのは忘れずにやっていきたいところです。

まとめ

本書、一回読んだら終わりというタイプの本ではなく、折に触れてパラパラと読み返すとまた新たな発見なり、そのときの悩みに関するヒントが得られるような本だと思います。

私もアウトプット量を増やして加速したい、という狙いに役立ちそうなヒントがいくつか得られたので、これから実践していきます。

プレゼンするとか、ブログや本を書く必要に迫られています、という人には役に立つと思います。

が、個人的にはそういった「直近で成果物のアウトプットが求められている人」だけではなくて、エンジニアとして働いている人に広く読んでほしいと思います。伝え方・書き方・動き方というお仕事をしていくベースの部分が強化されます。