JaSST’18 Tohokuに参加してHAYST法やってきました

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2018/5/25に仙台で行われたJaSST’18 Tohokuに参加してきました。

公式はこちら。講演資料なども見ることができます。

JaSSTソフトウェアテストシンポジウム-JaSST’18 Tohoku-レポート

JaSSTは過去東京しか参加したことがなく、今回が地方JaSST初参加。そもそも自分が東北出身で身近だったのと、実行委員の方とつながりがあったこと、またHAYST法などのテスト技法を普段仕事で活かす機会がないので無理やりにでも触れておきたいということで、参加しました。

「HAYST法によるテスト設計の考え方」

考案者の秋山さん直々に、HAYST法についての全体像を解説いただきました。

私は一応、白いほうの本をざっと読んでから今回のJaSSTに臨んだのですが、やはり説明を聞くほうがわかります。(そして、午後のワークでより理解が進んだ&新しい疑問が出てきた。)

このセッションの感想は結局ワーク後の全体感想になるので、最後のまとめにて。

当日メモ(の一部)

  • 組み合わせテストをするための前提条件
    • 仕様書がある
      • 最初から完璧でなくともよいが、徐々に充実させていく
    • 単機能がテスト済
      • 開発者が確認しておくべき
    • 工数は単機能テストと同じくらい取る
  • 結果分析の技術も重要
    • 秋山さんは統計解析などを使って分析している
    • ハングとかクラッシュだと原因がわかりづらい。組み合わせテストの結果だけ開発に渡しても、むこうは判別しづらい。
  • HAYST法はアジャイルでも使える
  • V字でコーディングの横にUTがあるのは間違い
    • 実際はコーディングと同時にやるもの
    • 大切なのは、覚えているうちにテストも書く
    • 全部の単機能が確認できるテストを同時に書く
    • テストのピラミッド
    • 開発者が自分のコードに対して単機能の説明もできない状態だと、テストしてる場合じゃない
  • ペルソナを3,4作ったところでどれだけのユーザーをカバーできるか
    • 大してできない
    • 決まった業務システムとか医療システムとか、宇宙とか、そういうのであればいけるかもしれないけど
  • 内部構造はプログラマーの持ち物である、いいアイディアが出てきたらいつでも直していい
    • そのかわり、外部構造はテスト通るようにしておいてね
  • 世界平和のためにテストをするとして、じゃあ今日何をすればいいかわからない
    • 分解する
  • HowMuchから、品質コスト、評価コストを求める
    • 自分がテストにいくらお金をかけられるか。
    • 自分の企業で、自分の職場で、今どのくらい品質コストがかかっているのか
      • 来年よくするにはどうすればいいか
      • 他社とくらべても仕方ない。そんなに意味はない。
  • HowTo
    • 内部設計には立ち入らないが、中身を把握するとテストを減らすことができる
    • グレーボックスで使う情報だけ。
  • 右のW3つはお客様のコンテキストを書く
  • AT&T、23の部屋
  • 秋山さんの言う「視座」=「誰がその情報を持っているのか」
  • ラルフチャート
    • 事前に設定しておくことは状態のほうへ、ある結果を得たいときにユーザーが入力するものが入力
    • 結果は、求める結果とエラーの結果
    • ノイズ:いじわる条件
    • アクティブノイズ:セキュリティを破ろうとか、悪意

HAYST法のワークショップ

ここからは実行委員による説明→グループワーク→次の説明→次のワーク→・・・と進んでいきました。

お題はキッズケータイ。携帯電話に、紐をひっぱると警報がなる防犯ブザーの機能が付いたもの。これに対してのテストを作っていきました。

ワークは各グループに一人実行委員がモデレータとしてついてくださって、プラス遊撃のねもりんさん。初対面同士でワークってなると結構ハードルが高い(しかも今回なかなか骨太だし)のですが、モデレータの存在がとてつもなく心強かったです。

ワークの内容はというと、

  • 6W2H
  • ユーザストーリー
  • FV表
  • ラルフチャート

の流れを体験するというもの

参照(PDF):ワークに向けてのHAYST法 全体図をおさらい_JaSST’18 Tohoku実行委員会

その中で大事(そして最初の難しいポイントだった)のが6W2HのうちWhen, Where, Whoの3Wを出すところ。テスト対象システムの「主な利用範囲」の外にある、極端な利用範囲部分(=キワ)を狙うところ。

実際にワークをやってみると、自分が思いつくのが「テストケース」レベルのものがおおく、「主な利用範囲」を脱しないんですよね・・・。

そこをグっとこらえて、HAYST法の流れに乗って考えてみることで、普段と違う思考・考え方ができた感覚があります。(なお、テストケースからボトムアップで行くのも悪いわけではないと思うのですが、たぶん慣れてからのほうがいいやつ。)

ワークの内容は書ききれないのと、あとは公開されているスライドが詳しいのでそちらを参照ください。

(当日Macの電源切れ&自分が真面目にワークやってたためメモはほぼなし・・・)

また、非公式に復習会なども予定されているようですので、そちらに参加するのも良いかと。

勝手にHAYST法を語る夕べ(JaSST東北復習会) – connpass

勝手に所感

Jasst18tohoku 2

お昼休みはみんなで牛タンを食べに。こういった、本編以外のところで交流できるのもまた楽しいところ。(本当にずっとテストの話ししてた)

Jasst18tohoku 3

JaSSTのワーク中には「凍天」という、よもぎ餅を油で揚げたお菓子をいただきました。ワークは頭を使うので甘いものは助かります。

Jasst18tohoku 4

かたづけ時にたまたま自分の前に集まってしまったお菓子の山。(もっと食べておけばよかった)

というように、ワークショップ会だった今回のJaSST東北。内容はしっかり、でも雰囲気は和気あいあいで、楽しく参加してこられました。

役にたつ会だったかどうかはこれからの自分しだいです!

参考

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ABOUTこの記事をかいた人

都内でテストエンジニア&ブロガーをやっている@yoshikiitoです。 ソフトウェアエンジニアの学習方法や成長するための考え方、会社に依存せず自分の力で生きていけるエンジニアになる方法などについて興味があります。 こういった方法や考え方、自分が試したことなどをブログを通じて発信します。 仕事は主にソフトウェアテストやテスト自動化。 趣味は浦和レッズと読書と技術書を買って積むこと。 技術評論社から本を出すのが夢