エンジニアとして生きる上での、学習習慣をつけることや、アウトプットを続けるといったことに興味を持って色々調べたり実践したりしています。
そんななかで、id:kakku22さんのスライドアウトプット駆動学習を習慣化する / Output Driven Study // Speaker Deckでこの本が紹介されていたので、即購入して読んでみました。
1日30分」を続けなさい!人生勝利の勉強法55
タイトルの通り勉強法が55載っているのですが、本書全体を通じて語られているポイントが、勉強量を増やすということ。
私は、勉強量を増やすことが、勉強の成果を一番大きく左右する要素であることを知っています。これを増やさずして、勉強の成果は絶対に上がらないのです。
そのために、無理な計画を立てて週にウン十時間勉強して頓挫するのではなく、1日30分を積み重ねていき、トータルでの勉強量を確保することを勧めています。
中でも、大事と思ったポイントが以下です。
アウトプットを意識して勉強する
私もコレは心がけています。後々誰かに教えるつもりで勉強し、また実際誰かに教えること。これが勉強の効果を大きくしてくれます。また、本書の主張である「続ける」という点について。たとえば毎週のミーティングで勉強した内容を発表すると決めるなど、定期的なアウトプットを他人と約束してしまえば強制力にもなって良いですね。
生理的に気持ちいい状態になって勉強する
具体的なテクニックで面白いなと思いました。
例えば帰宅後汗をかいた状態だと勉強しても集中できずに非効率的なので、先に風呂に入るなどして「生理的に気持ちいい状態で」勉強するこよをすすめています。
著者も一時期は帰宅後に足を洗ってから勉強していたそうです。夏場なんかは意識したほうがよさそうですね。
目標設定をしてはじめる
無目的にただ勉強をするのではなく、まず目標設定をすること。このとき、紙に書き出しておいて、それを達成することを心がけるようにします。
期日を含めて明確に、あなたが実現したいことを先に決めてください。多くの人が目標を達成できないのは、決断しないことが最大の原因です。
この目標設定などのところ、ちょうど自分が今読んでいる『鬼速PDCA』でより詳しく書かれているので、偶然のナイスタイミング。併読オススメです。
まとめ
先に書いたように、とにかく1日30分を積み重ねることが大事で、そのために出来る工夫を本書から少しずつ試していくのが良いでしょう。
「1日30分」の勉強を続けると、年間300日で150時間、5年で750時間、10年で1500時間の勉強量になります。1日の実質活動時間17時間で割るとそれぞれ、丸9日、44日、88日も勉強したことになります。
これは少なくはない数字です。人生を変える、と聞くと「そんな大げさな」と思いがちですが、実際には全く大げさではなくて。
繰り返し読みつつ、学習習慣を付けてトータルでの勉強時間をどんどん増やしていこうと思いました。