最近ブログに「jstqb 勉強法」で検索してのアクセスがあったので、JSTQBのFLに合格したときに私がやった勉強方法について書きます。
JSTQB FLに合格するための勉強方法
テキストを読んで問題を解く
大体の方はコレをやると思いますが、紺色の本を読んでソフトウェアテストについて勉強しながら、載っている問題を解きます。
特に序盤に書いてあるテストのプロセスなどの用語は分かってないと全体に影響するので、理解しておくようにしましょう。テストプロセスが分かると、テストに関わる人どうしで会話するときに話がはやいので、実務でも役にたちます。
問題を解いて勉強するときのコツについて。
たとえば
問題1:制御フローグラフを用いてテスト設計を行った。このテストはどんな目的のために行ったのか。正しいものは次のうちどれか。
- 非機能テスト
- 制御テスト
- 回帰テスト
- 構造テスト
という問題に対して。
問題文と答えの候補を読んで「4の構造テストだ!」と判断して、答えを見て「よし、合ってた!◯!」で終わりにしてはいけません。
残りの3つの選択肢がなぜ不適当なのか。また、どんなことを指す言葉なのか。など、ハズレの選択肢も含めて、この1問で4つの事項を学ぶことを心がけましょう。
ここでわからなかった場合、解説を読むなどして理解するまで勉強します。
(これ、私がセンター試験を受けるころから実践しているテクニックです。)
シラバスを読む
JSTQB認定テスト技術者資格-シラバス(学習事項)・用語集-
JSTQBの勉強をしようと思うと皆紺色の本を読むのですが、個人的にはシラバスのほうもオススメです。というか、シラバス(学習要項)を抑えるのが最優先です。
このシラバスで便利なのが、何分くらいかけて学習しなさいね、が書いてあるところ。見積しなくとも時間が書いてあるなんて最高ですよね。
あとはこのシラバスをA4でプリントアウトするなり、タブレットに入れるなりするとどこでも勉強できます。テキストのほうは重くて持ち歩きに不便ですが、シラバスの「今日やるところ」を数ページ持ち歩いて電車で読むなどすれば手軽に取り組めますね。
テスト業務を経験する
テキストやシラバスで勉強するのももちろん必要なのですが、あわせて実際のテスト業務を経験できるなら、そのほうが効果的です。
私もテスト業務を経験する前は全然頭に入ってこなかったのですが、
- 業務でテストをする(計画や設計のあたり)
- わからない
- JSTQBFLのテキストなど読んで雰囲気をつかむ
- やってみる
- なんとなく出来るけど、良くはない
- 勉強する
の流れを経験してからは、シラバスやテキストの内容の理解も深まりました。
可能であれば実際のテスト業務に従事、なるべく計画・分析・設計・実装・実行・報告までの一連の流れを、小さなプロジェクトでもいいので体験しましょう。
以上がJSTQBのFLに合格するまでに私がやった主なこと3つです。
実際にはテスト業務ベテランでもポロッと落ちたりするのでなかなか難しいところではあるのですが、ここに書いたポイント抑えて勉強してもらえれば、全く歯がたたないということはないです。ファイト!
おまけ
スマートフォンで問題を解いて勉強できるサイトやアプリもあります。