この記事はソフトウェアテストの小ネタ Advent Calendar 201714日目の記事です。
小ネタと言っても今回紹介したいものはしっかりしたものでして、それをもとにして自分が色々と考察できそうなものの、まだ考えが十分にできていないことから、小ネタと言っています。
QAやテストにといて「原因まんだら」を使うと色々思考が深まるのでは
原因まんだらというのを紹介したいです。
現物はこちら。
引用:失敗まんだらとは?より
このまんだらを、ソフトウェアテストとかQAやプロセス改善を考えるときの観点・発想のヒントとして使えるのでは?と思っています。
たとえば、私がメインでやっている、システムテストの自動化で考えてみます。
まず、原因まんだらと同じものをつくります。マインドマップツールなんかを使うと手軽で良いですね。
ここから、各原因に対して
- その原因で起こりうる失敗の例
- その原因の具体例、実際おこりそうな状況
などを子要素としてばーっと並べていくと、その組織においてテスト自動化を推進しようとしたときにどんなリスクがあるのかや、最初に手を打っておかないといけないポイントはどこか、といったことがわかるのではないかと思います。
一部分書いてみたのが以下。
ほんとうであれば、原因まんだらで挙げた原因それぞれについて、リスクなのか一例なのかを細かく分けてまとめるのが理想です。が、一旦はマインドマップ上でブレストのような感覚で、思いつくままに洗い出しを行って、あとから表形式にでもまとめれば良いかなと。
と、全然まだまだ深く使えてないこの原因まんだらですが、テスト・QA界隈の方々はこの辺から思考を深めるの得意そうなので、「こんなことにも使えるんじゃない?」といったアイディアがあったらぜひ教えてほしいです。
原因まんだらに出会った本
ちなみに、私がこの原因まんだらにであったのは、この本を読んだからです。
Amazonなどで「失敗学」で検索すると他にも関連書籍が出てくるので、読みやすそうなやつから読んでみるといいですよ。