ギガ盛りブログ飯というオンラインサロンのギガ盛りUnlimited(β版)にて、日本実業出版社様より
をご提供頂きました。
ここ数年、どうも集中力が足りていないというか、仕事も帰ってからの勉強も真面目にやっているものの「もっとハイパフォーマンスが出せるはずなのに!」ともどかしい思いをすることが多くあります。
今やっていることに集中できずに、いろんなところに意識が散っている、そんな感覚もありました。
そんなときに『「今、ここ」に意識を集中する練習』というタイトルを目にして「まさに自分向けの本だきっと!」と思い、読みたくなりました。
マインドフルネスはあやしい?
タイトル『「今、ここ」に意識を集中する練習 心を強く、やわらかくする「マインドフルネス」入門』にもあるように、本書はマインドフルネスの本です。
マインドフルネスに関する事前知識がほぼ無いまま読み始めた私。最初「マインド」という単語が入っていて「あ、なんか怪しい系かな?」とも思ったのですが、表紙をめくると1行目から
「マインドフルネス」という言葉を聞いて、多少なりとも「アヤしい」と思った人はいるだろうか?医学の研究者の1人として即答するが、それは大きな誤解である。
と書いてありました。完全にバレてますね。
そして、次の文にマインドフルネスとは何かが書いてあります。
禅から思想などの宗教色を分離した「マインドフルネス低減法」という科学的な研究によるメソッドがベースになっている。いわば、テクニックに近い。
なるほど、テクニックであれば身につけることができる、というわけですね。
マインドフルネスはグーグルが取り入れている
私が初めて「マインドフルネス」という単語を目にしたのは、グーグルがマインドフルネスを取り入れている、という話題でした。
優秀なソフトウェアエンジニアを沢山抱えているであろうグーグルが取り入れているということは、何かしら良いものなんだろう、という漠然としたイメージを持っていた状態です。
スピリチュアル系とか、そういうのなんでしょ?と思って敬遠しているエンジニアにも、「Googleがやっているよ」というと受け入れてもらいやすそうです。(いかにも日本人的ですが)
そんなわけで、Googleがやってるから私もマインドフルネスを知って実践してみることにしました。
本書の構成と進め方
本書は、一気に読んで「なるほどマインドフルネスがわかったぞ!」というタイプの本ではなく、実践型の本です。
本書にはWEEK1からWEEK53までのエクササイズがあり、53週間かけて1つずつ実践していき、「今」を充実させていく。1つのエクササイズは
- 説明・取り組むコツ
- 練習による気づき
- 深い教訓
の大きく3つで成り立っていて、まず週の始めに説明とコツを把握し実践開始。週の中ごろには気づきを読んでヒントを得て、1週間実践したら最後に「深い教訓」を読む。これを53週間続けます。
ということで・・・
結果は53週間後!
こんな風に書評・感想というテイでブログを書いていますが、この本がいかにすばらしいか(もしくは、すばらしくないのか)は、53週後の私の変化によって判断することになりました!
本書の勧める読み方を無視して、つまりエクササイズを行わずにざーっと通読して「だれにでもできて、とてもよさそうだとおもいました」という書評を書くことも可能ではありますが、それでは意味がない。
それよりもむしろ、毎週エクササイズの経過を書きつつ、どんな変化が自覚出来ているのか、もしくはどう難しかった・どう失敗したのかなどを記録していくことに意味があると考えています。
本書にある週単位のエクササイズは、たとえば
- 「利き手でないほうの手」を使う
- メディアを断つ
などの、チャレンジする系のものから、
- 「イヤだ」という気持ちを意識する
- 「いらだつ心」を意識する
- 不安を意識する
など、自分がもったネガティブな感情もきちんと意識してあげるようなものまで、様々あります。
マインドフルネスといっても、ポジティブモンスターや仏の心をもった人になることを推奨しているわけではなく、心の振れ幅をきちんと捉えることに重きを置いているようです。こういう点はネガティブ感情の多い自分にとってはとても好感が持てます。
一緒にやってみませんか?
53週間という長い期間のチャレンジなので、一人でやるよりも「あー、みんなやってるなー」と思いながらできたほうがより続けやすいと思いますので、勝手にTwitterのハッシュタグ「#今ここに意識を集中する練習」で現状をつぶやいていくことにします。
もし「面白そう」「自分もやってみようかな」と思った方は、一緒にやりましょう。