前回VivaldiをWorkflowy専用ブラウザとして使いはじめたという記事を書きましたが、キッカケはこの本を読んだことでした。

クラウド時代の思考ツールWorkFlowy入門 (OnDeck Books(NextPublishing))

前々から使っていたツールを、もっと使いこなしたい、普段の生活に活かしたい、と思うのは自然なことです。

今回この本を読んだことで、workflowyというツールを使い、自分に合ったものに育てていくことに楽しみを感じられるようになった気がします。

本書で感じた、Workflowyの可能性

ソフトウェアエンジニアという視点から見た時に、workflowyにはいろんな可能性があるなと感じました。

たとえば

  • 技術書を読むときの補助ツールとして
  • ブログのネタをメモし、温め、つなげる場として

などです。

技術書を読むときの補助ツールとして

ソフトウェア業界にいて、普段から勉強しない人はいません。

その勉強の方法の一つに「技術書を読むこと」がありますが、技術書というのは内容が難しかったり、物理的&論理的に重かったりと、読むのになかなかのエネルギーを必要とします。

せっかくエネルギーを投じて読むのであれば、なるべく自分の血肉になるような読み方をしたいですよね。

workflowyはそんな技術書を読む場面でも役に立つのではないかと考えています。(そして少しずつ実践中なので、もう少ししたらやり方と効果についてブログに書ける日が来ると思います)

最近はProgateというサイトでRuby on Railsについて勉強しています。ProgateでRailsの勉強をするときには、はてなブログにメモを取りながらやっていて、なかなか良い感じで続けられています。

参考:10000hの技術メモ

はてなブログにメモしながらの学習で、「メモや記録を残しながら勉強すること」と「勉強メモを見返すこと」の効果については実感出来ているので、これをWorkflowyでも出来ないかな、と考えています。

『リーダブルコード』や『アジャイルサムライ』などのように、まとまったソースコードや画像を貼らなくて良いような技術書であれば、Workflowyでメモしながら読み進めるのはアリじゃないかな、と考えています。

ブログのネタをメモし、温め、つなげる場として

これは今でも多少実践しています。

日々仕事をしていて調べたことや、抱いた仮説、実際にやってみた結果など、思いつくままにメモを取っておいて、帰宅後にWorkflowyに取り込んでいます。

ちょうど、本で書いてある

肝心なことは、捕まえ、蓄積し、活用することです。これができれば、どんな仕組みでもかまいません。いい加減でもなんでもよいので、とりあえずWorkFlowyにメモして、ときどきWorkFlowyを見返せば、それで十分なのかもしれません。

の部分に該当します。

こうした小さな考えやメモがお互いに結びついた結果、ブログに書くネタとして形になることもあります。

エンジニアにとってブログでのアウトプットが自己成長のために重要だ、というのはググれば沢山出てくるくらいあちこちで言われていることですし、私も賛成しています。

自分より技術が優れた人や積極的にコミュニティに貢献している人は沢山いて、自分はそれほど前に前にというタイプではないものの、「ブログ」という好きなツールで日常的にアウトプットしたい、誰かの役に立ちたいという思いはあります。

ブログでのアウトプットを通じて、より自分の成長を加速させつつも他人の役に立てたらそれはとても良いことで、そのためにworkdlowyは効果的なツールなのではないかと思っています。

エンジニアとしての知的生産とWorkflowyに興味

著書である彩郎さんは、本の中でWorkflowyと知的生産について書いていました。

書き手である私は、この本で、WorkFlowyのことだけではない何かを書いたつもりです。それは、「個人の継続的な知的生産」です。  知的生産とは、新しい情報の生産です。どこかから情報をインプットし、それらの情報をもとに何かを考えて、新しい情報をアウトプットするのが、知的生産です。

自分は『知的生産の技術』という本を読んで、ソフトウェア開発=知的生産と捉えられるのではないか、そして知的生産の技術は「ソフトウェア開発を人間らしく(精神衛生を良い状態に保ったままで)行う」ために役立つのではないか、と考えました。ソフトウェアエンジニア目線で読む『知的生産の技術』 | 日々にTechを、ブログにIO

Workflowyが知的生産にとって良いツール(ただのツールというレベルは超えている気もしますが。)なのであれば、すなわち「Workflowyはソフトウェア開発という知的生産を行うエンジニアにとって役立つ」とも言えるはず。

workflowyを使って、ソフトウェアエンジニアとしてのインプットとアウトプット両方を加速させる、そしてそのための方法について考えていく、これが当面の目標兼娯楽になりそうだな、と、とてもワクワクできました。

・・・と、本自体の内容に深く突っ込まずに書いてきてしまいました。

ただのノウハウ本でなく考え方も多く書かれていて、「自分の生活全体を捉え、その中から一部分を切り取って出していく」という本書全体を通して語られている考え方には納得&共感しっぱなしでした。こういった「本で受けた感動」をアウトプットしていけるような練習も必要そうです。がんばる。